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【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル

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【蒼フロ3周年記念】インタビュー・ウィズ・コントラクター・スペシャル
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16)水橋 エリス(みずばし・えりす)

水橋 エリス(みずばし・えりす)は、
緊張しつつ、「トッドの部屋」のスタジオを訪れた。

「こんにちは。さっそく、お写真を見ていただきましょうか」
トッドさんが言い、写真が映し出された。

聖母探偵とアウトロー

「エリスさんは探偵もなさっておいでですのね。
聖母探偵、ということですけれど、
どのような活動をなさっていらしたの?」

「せっ聖母探偵って……マジェスティックでの事ですよね、
そんな大層な事はしてませんよ?
マジェスティックで事件に巻き込まれまして、解決のお手伝いをした。
それだけの事ですよ?
聖母って言い出したのだって私のパートナーですしね」
ちょっと慌てながら、エリスが説明した。
「まあ、それでも、立派に探偵さんをやられていたのね」
トッドさんが言い、エリスは照れくさそうに笑った。

「では、あなたの大切な方はどなたですか?
その方について、そして、どう思っていらっしゃるか、
なるべく具体的に教えてくださらない?」

「そうですね、月並みな答えかもしれませんがパートナーの皆さんですかね?
親元や親しい友人から離れてこちらに来ましたから……。
親代わり、姉妹代わりになってくれましたから」

「なるほど、皆さん、仲がおよろしいのね。

では、あなたの将来の目標はなんですか?
それに向けて、今、どのような努力をされていらっしゃいますか?
まだはっきりしない、漠然としたことでもかまいません」

「あ〜、そうですね」
考えながら、エリスは言葉を紡ぐ。
「子供みたいな漠然とした物ですが、学者ですかね?
このままイルミンスールに籍を許して貰えるのならいいのですが……」

「なるほど、目標が達成できるといいですね。
エリスさんなら、きっとできると思うわ」
「そうだといいんですけど」
トッドさんに、エリスははにかんだ。

「では次は、いただいている質問です。
アキラ・セイルーンさんからです。
「これまでの活動を振り返り、一番印象に残っている出来事は?」」

「印象深いというなら、
イルミンスールで行われた魔法勝負大会で準優勝した事と、
とある遺跡で死にかけた事でしょうか?
前者は良い思い出なのですが、
後者は苦い思い出ですね……何度目かの死を覚悟しましたよ」
軽くため息をつくエリスに、トッドさんは言った。
「なるほど、たくさんの冒険を潜り抜けていらっしゃるのね」

「では、
アキラ・セイルーンさんからのもうひとつ質問です。

「俺僕私がおススメする冒険譚(シナリオ)はこれだ!」

とのことですが」

「では……山場村で起きた、ある出来事……とでもいっておきましょうか?」
クスクスと笑って、エリスは答えた。
一瞬、エリスが普段の表情とは異なる顔をしたように見えたものの、
それは本当に一瞬のことだったので、ほとんどの人は気づかなかったのだった。