リアクション
七不思議のコーナー 「七不思議のコーナー♪」 何ごともなかったかのように、シャレード・ムーンが叫んだ。 「最初は、ペンネーム、夢は立派な魔法使いさんからの七不思議です。 シャレさんこんばんは! ラジオ楽しく聞かせて頂いてます。 実は私、とても恐ろしい体験をしてしまったんです…… まあ、どんな怖いお話なんでしょうか。 それは、ある日の帰宅途中、たまたま瓦礫の山を横切った時のことです。 えっ、たまたま瓦礫って……。パラ実の人なんでしょうか。 そこにはレーザーやら金属片やら牙やら角やらがゴテゴテと捨てられていたのですが…… 瓦礫の下から突然、苦しそうな声が聞こえてきたんです。 「たすけてクマー……たすけてクマー……」って! よく見てみると、瓦礫から白熊の着ぐるみの腕がだらんと飛び出していました。 そ、それは怖いです……。 私は、ゆる族が下敷きになっているのなら大変だと思い、急いで駆けつけ、瓦礫をどかし始めました。 すると、白熊の着ぐるみが無事に這い出てきて「いやあ、助かったクマー」と私に言ったのですが…… な、なんと……着ぐるみの中が無人だったんです! きゃー! きゃー。 恐ろしくなった私は一目散に逃げ出したのですが、あれは一体…… もしかしたら、あれが噂の『戦慄、ゆる族の墓場』だったのでしょうか?」 どうなんでしょうか。あら、何か写真が同封されてますねえ。 ……ぎゃー、ほんとにゆる族が瓦礫の間から手を突き出してます。 あれ? これって、この間の秋祭りの時の写真なんじゃ。 そうすると、大曲でクラッシュした山笠みたいですね。なあんだ。 でも、これっていつの写真なんでしょう。お祭りが終わった後に瓦礫込みで山笠の亡霊が現れたりしていたら、それはそれでものすごく怖いですよね。 次は、ペンネーム、遅れてきたサングラサーさんからです。あれ? またサングラサーなの? かつてプラトンは言った。「サングラスが無ければ即死だった。」 そんなこと言ってましたっけ? ないないない。 記憶違いでなければこのように、サングラスの偉大さは紀元前から語られています。 当然それに伴い、サングラスはシャンバラでも価値あるものとして捉えられています。 −その者巨獣狩りに降り立ち、数多ものモヒカンを売りさばくこと幾星霜。やがて光り輝くサングラスを手に入れん。− なんだか、伝説が始まっちゃってますよー。七不思議ですよー。 ミンストレルとして各地の伝承を集める私は、かつてそんな言い伝えをも聞きました。 (実際私も389回かかりました) そんな希少価値のあるサングラス。勿論それを狙う悪党もたくさんいます。 サングラス目当てに強盗殺人すら横行する、世はまさに弱肉強食時代に突入しています。 私も一体何度命を狙われたことか…その度に、この防御力1のサングラスに命を救われてきました。 今も狙われている同士サングラサー達、ラジオを通じて告げます。 同士サングラサー達よ、気を付けてください! 貴方の…うs… 今は…雌伏…。来たる時に備え…各自備え… ああ、窓に、窓に! ここでハガキ終わってるんですけれど。いったい、何があったのでしょう。 というか、ハガキ出せている時点でネタですね。死んでたらハガキ出せませんもの」 ★ ★ ★ 「また……、またサングラサーか! やはり、すべてのサングラスは打ち砕かないといけないのよね……」 ラジオを前にして、琳 鳳明(りん・ほうめい)は少しうんざりしたようにつぶやくと静かに立ちあがった。 ★ ★ ★ 「9月9日 夜、俺はルームメイトと彼女の手料理を食べた。 ルームメイトの奴、羨ましがりやがった。 ふふっ奴もいい彼女を見つければいい。 9月10日 今朝5時頃、ルームメイトに突然叩き起こされてしまった。 なんでも食堂を借り料理をしていた彼女が何か失敗して騒いでいたらしい。 心配して連絡してみたら、俺のために夜寝ないで料理の特訓をしていたらしい。 うれしかった。 9月11日 朝起きたら、彼女が料理をもってきた。今朝はリゾット。 ただ何杯も薦めてくるので結構な量を食べた。 一緒に食べていたルームメイトは途中で出て行きやがった。 こんなにうまいものを、馬鹿な奴だ。 9月12日 夜、きぶんが わるい 夕食は リゾット 昨日は おかゆ そろそろおれ きついかも 9月15にち あさめし とてもおかゆうま 今日 かのじょ もてくる きょう リゾット おかゆ か 9が21に おかゆ かゆ ルームメイトきた ひどいかおなんで おかゆくわした うまっ そうです 9 おかゆ うま おっぱいは大も小も至高! 【終】 ペンネーム、サムネホイホイさんの七不思議でした。 なんだか、すでに小話コーナーになっちゃってますね。 七不思議のコーナー♪ でした」 |
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