リアクション
エピローグ:むしゃくしゃしてやった。反省はしていない。
ここは、ツァンダにある病院の一室。
あのモテない二人組みは、全身包帯ぐるぐる巻きの状態でベッドで寝ていました。
テロを敢行したものの、フルボッコにされてここに運ばれてきたのです。
窓の外からは、そんな事件があったなど想像も出来ないほどさわやかで柔らかな夕日がが差し込んできておりました。
ぼんやりと今日一日のことを思い出して、少年は楽しそうに笑みを浮かべます。
「でも、テロやって良かったよ。女の子への積極的なアプローチ方法もわかったし」
「そのアプローチ方法は、100%間違ってるから。って、全然懲りてないみたいだな」
「返り討ちにされた他のフリー・テロリストたちも結構喜んでいたぞ。『皆で遊べて面白かった』『バレンタインデーに一人ぼっちじゃなくてよかった』って。ほとんどがボコボコにされて病院か保健室に運ばれたのに、なぜか満足げ笑みを浮かべていたな」
「まあ被害者や巻きこまれた人たちにはいい迷惑だったかもしれないけど、こういうバレンタインデーの楽しみ方もあったんだな……」
「それにしても、お前まで付き合う必要は無かったのにな。おかげでボロボロだろ」
「わかってないな。二人の仲じゃないか……」
そう言うと、片方は不自由な身体でにじり寄ってきます。
なんと、チョコレートを隠し持っていたようで、それを差し出してくるじゃありませんか。
「この祭りが終わったら渡そうと思っていたんだ。受け取ってくれるよな……?」
「……え、ちょっと待て。そんなバカな」
「オレ、ずっと前からお前のこと……」
「いや、ダメだろそんな。やめろ、じわじわと擦り寄ってくるな」
少年の悲鳴が狭い病室にこだまします。
「アッ―――!」
ハッピー・バレンタイン。
恋人達がいつまでも幸せでありますように……。
そして皆様、おつきあいありがとうございました。
はじめましての方もお久しぶりの方もこんにちは、車 修理です。いつもお世話になっております。
お待たせして申し訳ありませんでした。
今回は渾身の「狂作」です。頭おかしいです、はい。ぱんつのことばかり考えていました。とても素晴らしいひと時で満足です。好き放題やらせてもらったのでもう思い残すことはありません。
エライことになっているキャラクターもたくさんいますが、このシナリオはまあ他の方も“特殊”だと認識されているでしょうから評判を落とすことはありません。ただぱんつのためだけに改変されたアクションも多いので皆様に責任はありません。コメディゆえの別世界な出来事だった、とでも思っていただけますと幸いです。
「こwれwはwひwどwいw」「あほすぐるw」などと笑って許していただけるとありがたいです。
こんなイロモノなシナリオに力の込もったアクションを下さった参加者の皆様に心からお礼を申し上げます。また検閲通してくれた運営にも感謝です。
いずれにしろ、楽しんでいただければ幸せこの上ありません。
それでは、またお会いできる時を楽しみにしております。