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ハロウィン・コスチューム・パニック!

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ハロウィン・コスチューム・パニック!
ハロウィン・コスチューム・パニック! ハロウィン・コスチューム・パニック!

リアクション

「アーデルさん、いったい、なんてことしてくれたんですか」
ザカコ・グーメル(ざかこ・ぐーめる)は、
カボチャを頭にかぶっていたが、
変身の効果で、取れなくなってしまっていた。

「わははは、愉快じゃのう、ひっく」
酔っぱらったアーデルハイト・ワルプルギス(あーでるはいと・わるぷるぎす)が、
笑い転げている。

「アーデルさん……」
ザカコが、アーデルハイトに近づく。
「かくなるうえはアーデルさんをこのまま食べてしまい……、もとい。
酔ってるとはいえ、自分だけ素の状態でいさせはしませんよ……」
ザカコは、猫耳をアーデルハイトに装着した。

「うにゃっ?」
アーデルハイトは猫化してしまった。
「これでアーデルさんも皆の仲間入りですね。
いや、猫なのでニャーデルさんと言った所でしょうか」
アーデルハイト改め、ニャーデルハイトが、ザカコの頭に飛び掛かってくる。
「にゃにゃーん!」
「うわっ!?」
頭にしがみついて、ガジガジ噛みついたり、ガリガリ引っかいたりするニャーデルハイトだが。
「頭がカボチャですから、平気ですね」
ザカコは、平然としていた。

「うにゃーん、にゃにゃにゃ」
しかし、もともと酔っぱらっているため、
ニャーデルハイトは、
マタタビに酔った猫のようになってしまい、床に転げまわる。
「うにゃにゃーん」
「って、ニャーデルさん、こんなところでっ」
お腹を出して転がり、
しどけない姿になってしまうニャーデルハイトに、ザカコが慌てる。

「ダメですよ、ニャーデルさん、寝るんなら、もっとちゃんとした場所で寝てください!」
「にゃーん、うにゃにゃにゃにゃ」
「ニャーデルさんってば!」
ザカコが止めようとするが、ニャーデルハイトはうにゃうにゃ笑って転がっている。