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【puico500枚突破記念】伝説の秘境オップイコを目指せ!

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 第2章 オップイコ周辺の部族との遭遇

■□■1■□■ 首狩り族とフィールドワーク

ジャングルの奥地にて。

藤原 優梨子(ふじわら・ゆりこ)
湯島 茜(ゆしま・あかね)
茜のパートナーのナゾベームの獣人、エミリー・グラフトン(えみりー・ぐらふとん)は、
【さくらんぼの会】として、首狩り族の村を目指していた。
「【さくらんぼの会】は空大のサークルとしては、
文化人類学のフィールドワークに非常に熱心な部類と自負しております。
まだ見ぬ首狩りの里を目指して……!
これも人類の知の境界を押し拡げるため!」
「このシナリオのことだから、
首刈り族の村もpuicoさん風の美女に違いないんだよ。
でも首刈り族の村だけおっぱいについて言及がないのはおかしい!
これはきっと重大な秘密が隠されているに違いないんだよ!
たぶんアマゾネスみたいに
「弓を撃つために片方は巨乳、もう片方は貧乳」という部族に違いないと思うな」
優梨子と茜は、適当なことを言う。
探検隊風のサファリスーツに身を包み、
ビデオカメラを携えた優梨子は、ノリノリで言う。
「記録資料のための、カメラの準備もばっちり!
撮影の技術は、ろくりんピックの期間中に撮影アシスタントとして学びました!
茜さんたちの着眼なさった「首狩族の皆さんの巨乳・貧乳の別」も、
しっかり調査できますね!」
「それがしも、【さくらんぼの会】の会員であります。
サバイバルや水泳の特技を身に着けていたであります!
でも、オップイコの危険の前では役に立たないかもしれないでありますが……。
あっ、毒蛇であります!
自分を置いて先に行くでありますー!」
エミリーが、死亡フラグを立てながら、鼻で走り始める。
そして、すぐに毒蛇にかまれて倒れた。
「こうして、我々の隊員に最初の犠牲者が!
どうやら、ガラガラヘビの一種のようですね」
「ガラガラ言ってなかったよ」
「細かいことはよいのです」
優梨子と茜はエミリーの様子を撮影するのであった。

★☆★

優梨子と茜は、首狩り族の村に到着した。
すぐさま、優梨子はサファリスーツを破り捨て、
ジャタ族の衣装、干し首、さくらんぼ、だんごという姿になった。
(この考えに考え抜かれた交流用装備と
日本酒で乾杯などしつつ、干し首の技術論などを交わすことで、
首狩り族の皆さんとすぐに溶け込めるはずです!)
そう考えていた優梨子だったが、
近寄ってきた首狩り族が言う。
「オップイコ! オップイコ!」
「そ、そんな……たしかにpuicoさん風の美女ではあるものの、
片方巨乳で片方貧乳じゃない!
……と、優梨子さん、
どうやらオップイコ周辺の首狩り族はそういう格好はしていない、
おまえらも戦士なら力を見せてみろ、
と言われてるみたいだよ」
「まあ! たしかに、ジャタ族と、
ここの首狩り族の皆さんは異なる文化ですものねー。
しかし、それはそれで好都合というものですー。
首を狩られるなら狩られるで、本望ではありますね。
干し首として、ずぅっと一緒ですね、
うふふふふ。願わくは、茜さんとさくらんぼにですね……
……あ、でもちょっと待って。茜さんの首は私が狩っておいて良いですか?
自分の獲物と死後に添い遂げることになるとか、ロマンチックじゃないですかっ?」
優梨子は、闇黒ギロチンを虚空から出現させる。

★☆★

そこに、斎藤 ハツネ(さいとう・はつね)
パートナーの英霊大石 鍬次郎(おおいし・くわじろう)が現れる。
「……ちょっと鍬次郎と遠出したら、
首狩り族の村についたの……
それで少し「人形遊び」したら……とっても仲良くなれたの。
……なんでも、ハツネ達の「人形遊び」がとても素晴らしいんだって!
……褒めてくれる人たちは大好きなの♪」
首狩り族の新入りになっていたハツネは、
なんとなく来る予感のしていた優梨子に干し首をプレゼントしようと思ってたが、
一緒に「人形遊びができる」とご機嫌であった。
「……このパラミタにはおもしれェ奴等も居るもんだな。
藤原のお嬢ちゃんと同じ匂いの奴らだからよォ。
まあ、ちょっと遊んでやったら、従順になったからな……
こいつら、ハツネに心酔してるみたいだし、
ハツネをダシにどっかの集団を襲いに行くか!
ククク……」
鍬次郎は笑うが、首狩り族や優梨子と茜が取り囲む。
「ちょうどよかったです。
鍬次郎さん、狩られてくださいますか? いえ、ぜひとも狩らせていただきますね」
「くらえ!
グリントフライングギロチン!」
「オップイコ! オップイコ!」
「なんだとォ!? おい、お嬢ちゃん!?
ぐわあああ!?」
鍬次郎はやられた。

★☆★

「なぜか、鍬次郎がやられちゃったの……。
じゃあ、藤原お姉ちゃんに干し首をたくさんあげれば、
きっと、ハツネ達のことも褒めてくれるの」
ハツネは耳まで裂ける笑みを浮かべた。
「オップイコ! オップイコ!」
「……と申しますか、
茜さんのグリントフライングギロチンも本気で羨ましい」
「優梨子さんの闇黒ギロチンも……」
優梨子と茜も、首狩り族に認められ始めていたが、
お互いの武器がうらやましくなり、対決する。
さらに、ハツネと、首狩り族も加わって、
全員が血みどろになるのであった。