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リアクション
■□■2■□■ オップイコでキャッキャウフフ
ついに一行はオップイコに到着した。
そこは、美女の大勢いる楽園のような場所であった。
「いくら、美女がいようと、
俺の愛するのは、セイニィただ一人だ!
え? 俺にも星がきらめきがあるって?
【天旗星】って、旗ってフラグって意味かよ!?
ま、まぁ、セイニィとのフラグが成立すれば……。
秘境オップコイって、俺は配布されてるセイニィの写真もらったから、
満足なんだが……
しかし、ツンデレな性格を表した表情にポーズ、
スラリとした綺麗な足に見事な腰……胸は俺、好みなのでまったく問題なし!
むしろご褒美です!」
「愚弟よ。セイニィの胸のサイズを正確に言えるか?」
武神 牙竜(たけがみ・がりゅう)は、
パートナーの強化人間武神 雅(たけがみ・みやび)に言われ、絶句する。
「な……!?」
「言えないオマエは目が腐っている。
丁度良い機会だから、
オップイコの美女達の素晴らしい胸を見て、
一目でスリーサイズを見極めることができるように修行しろ!」
「だが、なんでそんなことが必要なんだ!?」
「何で必要かだと……これだから愚弟は……
デートの時に下着を選ぶの手伝って欲しいと頼まれたときに
サイズを見極められなければ、恥をかくだろ?
姉の優しい心遣いだ」
「そうか、そのためのトレジャーセンスを使ってお宝……胸を見極める修行か!
なら、オップイコの美女達のサイズを見極めることで鍛えよう」
牙竜は、オップイコの美女達をガン見しはじめた。
(まぁ、愚弟に想いを寄せてる女性達が皆、ちぃぱいではないからな。
好みを矯正を直しておけば彼女達にもチャンスがあるだろう。
後は当人達次第……【天姉星・武神 雅】としての優しさだな)
雅は思う。
★☆★
「おっぱい!」
「ちっぱい!」
「だいすき!」
オップイコの人々は、到着した学生達を歓迎する。
「あおいママが欲しがってたのは、ここのお水だよね」
秋月 カレン(あきづき・かれん)は、ぷい湖の水をくむ。
久世 沙幸(くぜ・さゆき)は、
困ってる人を身代わりで助けたりして、汗だくで泥んこになっていたので、
水浴びをすることにする。
「ねーさま、早く早く!」
「うふふ」
沙幸のパートナーの魔女、藍玉 美海(あいだま・みうみ)は、
美女に囲まれてご満悦であった。
「って、あれれ? 水着を忘れてきちゃったみたい。
でも、女の子しかいないなら気にする必要もないかな?
まさしく裸のお付き合いなんだもん」
沙幸は、服を脱いで、オップイコの美女と水浴びを開始する。
「さあ、ちちくらべをいたしますわよ。
さわさわしたりプニプニしたりワシワシしたりして、
沙幸さんのと比べますわ」
「ね、ねーさま、ダメ、ああんっ」
「おっぱい!」
「だいすき!」
美海は、沙幸とオップイコの美女達の胸をもみはじめる。
冬山 小夜子(ふゆやま・さよこ)も、
美女達とスキンシップを楽しむ。
「……近くで見ると、
顔立ちは良くスタイルも、バストは大きく張りがあって
ウエストは細くヒップはきゅっとしていて
バランスがよい。
見て触ってわかったけど肌もスベスベなんて……。
羨ましいなぁ。どんな秘訣があるのかな?
教えてくれなきゃもっとベタベタするー」
「おっぱい!」
「ちっぱい!」
「だいすき!」
「え? おっぱいやちっぱいをだいすきなことが、美貌の秘訣ですって?
その呪文を唱えるといいのね?」
小夜子に、オップイコ美女達はうなずく。
「「おっぱい!」」
「「ちっぱい!」」
「「だいすき!」」
小夜子とオップイコ美女達が一緒に叫ぶ。
「スリーサイズは……」
その様子をガン見する牙竜だった。
★☆★
「手ぶらでは失礼だし、お土産を持って来たぜ。
仲良くなったら、友人にも紹介するか」
ネルソー・ランバード(ねるそー・らんばーど)は、お菓子を持って、
美女達に囲まれていた。
「おっぱい!」
「ちっぱい!」
「だいすき!」
「そうか、うまいのか?」
ネルソーは、ミーナ・リンドバーグ(みーな・りんどばーぐ)に託された分もお菓子を配る。
ネルソーにこっそりついてきていた、
パートナーのヴァルキリー、レイ・ジュザー(れい・じゅざー)は、
サンドイッチを配る。
「せっかくですから、持って来た水着に着替えましょう。
それにしてもこの水着……やや小さめですね……」
マーリン・アンブロジウス(まーりん・あんぶろじうす)も、
ミスドのドーナツを配って、美女達に囲まれていた。
「うんうん、甘い物が好きなのは、どこの女の子でも共通だ」
「おっぱい!」
「ちっぱい!」
「だいすき!」
マーリンは、ナンパに成功していた。
「なんだか、恥ずかしいですけれど、水に入ってしまえば大丈夫ですよね」
レイは、水着姿になったが、小さくてきわどい感じであった。
「レイ、ちょっと大胆すぎやしないか?」
ネルソーは言う。
「おお……」
マーリンが息をのむ。
「スリーサイズ、スリーサイズ……」
やはり、その様子をガン見する牙竜であった。
★☆★
「おっぱーい!!」
如月 正悟(きさらぎ・しょうご)が、そこに突撃してきた。
「こ、ここが黄金境か……
かつて、ヨーロッパの諸国はジパングを目指し旅立ったといわれているが
……おれも同じような感動を今感じている!
黄金のおっぱい像?
実物に勝てるわけがないだろう!?
でっぱいもちっぱいもふつうっぱいも全部国宝なのです、
何故それがエロい人たちにはわからないんだ!?」
正悟は言う。
「ガン見しているだけじゃダメだ! さわらなければ!」
「そうなのか!?」
さらに正悟は牙竜を引っ張って、美女の集団に突撃する。
★☆★
「にゃー!
ご主人様……私を盾にして行っちゃったー。
おーいーてーいーかーなーいーでーぇー。
こわいー」
魔道書ゼファー・ラジエル(ぜふぁー・らじえる)は、
アシッドミストを連射しながら正悟を追いかけてきた。
「うう、ご主人様酷いですぅ……しくしく。
もうおいていかれてたら嫌だからくっついてはなれないのですー」
ゼファーは、正悟の頭によじ登る。
「ちっぱいだいすき!
でっぱいだいすき!
おっぱいだいすき!
そんな欲望に素直な我々はここに宣言をする……。
いまこそおっぱい星人が発祥の時だと!
そう、これが融和の精神。
ここの住民権を取り、
おっぱい党の支部を作ろう!」
そこに、剣の花嫁エミリア・パージカル(えみりあ・ぱーじかる)が追ってくる。
「しかし正悟?
ここに住民権をとる?
……おっぱい党の支部をつくる?
……さっきはそういえば私やゼファーを盾にしようとしたわね?」
エミリアは、指をならす。
「……駄目だ、こいつ何とかしないと……覚悟は出来ているわね?」
「あわわ、エミちゃん……今はアッパカットーだめー。
私までふきとばされちゃうよぉぉぉぉ」
ゼファーが言うが、
「飛んでけっーーーーーーーーーーーー!!!」
エミリアはフルスイングでアッパーカットを放ち、
正悟をゼファーごとぶっ飛ばす。
「がふううううううううううううううう!?」
「にゃああああああああああああああああ!?」
「ふう、いつもおっぱいおっぱい言って……」
汗をぬぐうエミリアだが、
正悟は復活した。
「なっ!?」
「ふふふ、ここはおっぱいの桃源郷!
おっぱいパワーで俺は普段の10倍の能力を発揮できるのだ!」
そこに、
野球のバットを持った、
桐生 円(きりゅう・まどか)、
ロザリンド・セリナ(ろざりんど・せりな)、
メーテルリンク著 『青い鳥』(めーてるりんくちょ・あおいとり)、
小鳥遊 美羽(たかなし・みわ)が、
マナイタン族とともに襲撃をかけてきた。
「巨乳は滅びろー!
あ、ボクに巨乳になれる方法を教えてくれればそれでいいよ!
そうしたらロザリンドなどただの駒よフハハハハハ!」
「巨乳は爆発しなさい!
あ、もし、巨乳になる方法が分かれば、円さんはお払い箱ですけど」
円とロザリンドは錯乱しすぎて本音がダダ漏れであった。
「巨乳死すべし!
……ちっぱい!
ちっぱい!」
「ちっぱい! ちっぱい!」
青い鳥は、マナイタン族と同じ言語しか話せなくなってしまっていた。
「スケベな女の敵!!」
「ごふあああああああ!?」
「がふうううううううう!?」
「なんで俺まで!?」
美羽は、脚線美によるレッグラリアットで、正悟と牙竜とマーリンをボコボコにした。
「これはやばいんじゃないのか?」
ネルソーは逃げようとしていたが、
そこに、桐生 ひな(きりゅう・ひな)の分銅が飛んできた。
「ぐふっ!?」
「あ、ターゲットをちょっとミスったのですー。
まあ、皆でつぶれた方が楽しいのですよー。
というわけで、あたーっくですよー!
身体の感触を互いに最高潮で感じあっちゃうのですよっ。
思う存分堪能させて頂きますのですよー……むぎゅっ」
「おのれ巨乳のひなくん……ぎゅむ」
「まだ私にはやるべきことが……ぎゅう」
「ちっぱい、ちっぱい……ぎょむ」
「女の魅力は胸だけじゃない! ……ぐにゃ」
円、ロザリンド、青い鳥、美羽は、
ひなもろともつぶされて、オップイコは平和になったのであった。
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