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【puico500枚突破記念】伝説の秘境オップイコを目指せ!

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【puico500枚突破記念】伝説の秘境オップイコを目指せ!

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■□■2■□■ チップイ湖のマナイタン族

一方そのころ、チップイ湖にて。

神代 明日香(かみしろ・あすか)は、
光る箒で飛びつつ、危険を回避して進んでいた。
「プイコノイラストは1枚ですが、
私にはエリザベートちゃんのひみつ写真がいっぱいあります!
マナイタン族は、きっと私と同じ思いの人達のはず……がんばります!」
チップイ湖に辿り着いた明日香は、
お互いの小さな胸を見て狂喜乱舞する。
「ちっぱい! ちっぱい!」
「はい、マナイタン族ちゃん達も私もちっぱいです!」
明日香は、マナイタン族の仲間になり、
一緒にチップイ湖に潜むことにした。
「巨乳の人達が来たら、
殺気看破とディテクトエビルと禁猟区と超感覚で警戒してファイアストームで焼き払います!
……ぶくぶくぶく」
「ちっぱい!」
しかし、明日香は泳げないため、チップイ湖に沈んでいった。
マナイタン族が心配して呼ぶ。
「ちっぱいは正義なんですぅ……チップイ湖に溺れます……ぶくぶくぶく」
明日香は沈んでいった。

★☆★

「あはは、私って典型的な日本人体型よね。
小さな胸とか気にしてないけど、
これが交渉の材料になるんなら使わなければ損だよね!
とりあえず他の人が接触する前にマナイタン族と接触して
交渉を持ち掛けないといけないわね」
水心子 緋雨(すいしんし・ひさめ)は、族長を探して交渉するため、
小型飛空艇オイレで捜索し、発見した。
「私も胸がないからあなた達とは同志よ!」
「ちっぱい! ちっぱい!」
マナイタン族族長が小さな胸を張る。
(まぁ交渉と言っても材料があるわけじゃないけど……)
「とりあえず胸の大きい人はこの世から排除しないといけないわよね!
大きな胸に目が移る人も同じくらい排除しないといけないわよね!
手始めにオップイコを目指している大きな胸の人と
大きな胸が好きな人は全て狩りましょう!!」
「ちっぱい! ちっぱい! きょにゅうころす! きょにゅうずきころす!」
(……って、いけないいけない、
狩らせないする為に交渉しに来たんだったわ、危ない危ない。
でも普通に停戦交渉をしても説得できない気がしてきたわ)
緋雨は、小型飛空艇オイレで案内するのを提案し、
とりあえず、小さい胸の同志の元に連れて行くことで、
時間稼ぎをすることにした。
「スキーの人は判断つかないから無視、いえむしろ狩られろ!
……なんて思ってないんだからね!! あは」
そんな緋雨のパートナーの、
精霊、火軻具土 命(ひのかぐつちの・みこと)
魔道書、無銘 『武装ノ概念』(むめい・ぶそうのがいねん)
英霊、天津 麻羅(あまつ・まら)は、
緋雨が危なくなったら盾になろうと思っていた。

★☆★

小型飛空艇オイレに乗った緋雨に、脅威の跳躍力で毒蛇が襲い掛かる。
「ほえ〜!?
緋雨お姉ちゃんがあぶぅなりはったはぁー」
火軻具土命が、ジャンプして攻撃を防ぐ。
しかし、プイコノイラストを持ってないため、一撃でやられる。
「おっぱい・ちっぱい・だいすきせいじん? がくっ」
「あわわ。
ひ、緋雨ちゃんが危なくなったら盾になるんですぅ〜」
『武装ノ概念』も、さらに飛び出してきた毒蛇の攻撃を受けて倒れる。
「そ、そんなー!?」
緋雨が叫ぶ。
「やはり、オップイコ周辺は危険が多くあったということじゃのう。
む、怪鳥が後ろから迫ってきておる!」
小型飛空艇オイレに緋雨と二人乗りしていた麻羅は、
自ら飛び降りて盾になる。
「オップイコの神の加護はなくても緋雨の盾にはなれるはずじゃ!」
麻羅も、撃墜された。

★☆★

一方、そのころ、別のマナイタン族達と、
西尾 桜子(にしお・さくらこ)
パートナーのアリス西尾 トト(にしお・とと)が話していた。
「ちっぱい! ちっぱい!」
「うん、私もあなた達もちっぱい……って……」
桜子は、ちっぱいコンプレックスのため、
オップイコの黄金のおっぱい像を手に入れれば、
胸が大きくなるに違いない!
と考えて、やってきたのだった。
「ちっぱいは すていたす だよね♪」
トトは、まな板胸を見せて、マナイタン族と仲良くなっていた。
(大きくなりたいのに、ちっぱいの仲間に入るなんて……)
「大きくなりたいならトトが手伝ってあげるー♪」
トトは、桜子の胸をもみはじめる。
「ちょ、ちょっと!?」
桜子は慌てる。

★☆★

「きゃあああああああああああ!?」
そこに、緋雨が、桜子とトトの上に振ってきた。
怪鳥に撃墜されたのであった。
「ゴフッ!?」
「ぷいこのいらすとー」
桜子は激突されて気絶したが、トトはプイコノイラストで防いだ。

★☆★

「あくまでも考古学的で民俗学的で生物学的な興味だからな。
別に胸に興味があるわけじゃない」
白砂 司(しらすな・つかさ)は、そう言い張って、探検に参加していた。
一方、パートナーの三毛猫の獣人サクラコ・カーディ(さくらこ・かーでぃ)は、
その瞳に尋常ならざる光を宿していた。
「サクラコが戦うので、結果如何で通してほしい」
司は、マナイタン族に言う。
「さくらこー?」
トトは、自分のパートナーと同じ名前を聞いて、桜子をひきずりつつ、近くにやってくる。
「私はちっぱいじゃありませんが
敏捷で最強で魅力的でちっぱいじゃない武林のはしくれ、
運命的なものを感じます」
「武林?」
「武林とはジャタの獣人地祇の格闘家、だそうだ」
サクラコの発言へのトトの問いに、司が解説する。
「ジャタの武林が一、ちっぱいじゃないサクラコ!
いざ尋常に勝負しなさいっ!」
「ちっぱい! ちっぱい!」
「ちっぱいではないと言っているでしょう!」
マナイタン族に向かってサクラコは胸を張る。
その胸は、ボリューム満点であった。
「……しかし、ちょっと誤魔化しすぎではないだろうか」
サクラコは、極厚胸パットを装備しているのである。
「私は武道家として、武の探求のために戦うのみです!」
「ちっぱい!」
「だから、ちっぱいではないと!」
サクラコと、マナイタン族が戦い始める。

しかし。

「くっ、やはりこのままでは……」
極厚胸パットが邪魔して、サクラコはうまく動けないでいた。
「ちっぱい!」
「ちっぱいじゃないと言ってるでしょう!」
「いや、サクラコのことじゃなくてマナイタン族の言語じゃないのか?
たぶん、ニュアンス的には『口ほどにもないな』とかそういう……」
サクラコは、司のツッコミも聞いていない。
「この力だけは使いたくなかったのですよ……」
サクラコは、黒いオーラをまといつつ、胸パットを地面に落とした。
あまりの重さに、衝撃で地面がえぐれる。
「ち、ちっぱい!」
「ちっぱいじゃありません!」
覚醒したサクラコは、マナイタン族の戦士をミケネコパンチで打ち破った。

★☆★

「ちっぱいだから、おおきくなりたいのー?
じゃあ、トトが手伝ってあげるねー」
トトは、パートナーと同じ名前のサクラコに親近感を覚え、
胸をもみ始めた。
「な!?
と、ところで、男のマナイタン族……
否、ムナイタン族はいないのか?」
司はドギマギして、強引に話をそらそうとする。
「私は、ちっぱいではないと言っているじゃないですかー!!」
戦いに勝って勝負に負けたサクラコの絶叫が、
ジャングルにこだまするのであった。