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リアクション
第2章 二人の代王と、ちぎたちのたくらみ
■□■1■□■ 契約と言う名の別物
魔女の仮装をした神倶鎚 エレン(かぐづち・えれん)は、
わらわら集まってしまった地祇達を呼び集めていた。
「はいはい、セレスティアーナさんと『契約』したい方はこちらでまず準備してくださいね〜」
別室に呼び集められた地祇達は、エレンの用意した契約書にサインする。
「これで、私も有力者のパートナーなのるー!」
しかし、ルクオールの町の精、るくおーるはじめ、
集まっていた地祇達が書いたのは雇用契約書であった。
(東シャンバラ政府との雇用『契約』ですわ。
最低賃金以下……というか、タダ同然で馬車馬のように働いてもらいましょう)
「やれやれ、学ばない人達ですわねぇ……」
「セレスティアーナと契約できるっていうのはここですわね!」
ヴァイシャリー湖の精、ヴぁいしゃりーが、部屋に入ってくる。
「ヴぁいしゃりーちゃんは契約させずにお持ち帰りですわ」
「ちょ、何をいたしますの!? きゃあああああああああ!?」
ヴぁいしゃりーは、エレンに捕まるのであった。
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