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ようこそ! リンド・ユング・フートへ 2

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■エンディング

「みんなありがとう! お疲れさまっ」

 スウィップはにっこにっこ笑いながら、リストレーションされた本を受け取った。
 両手で胸に抱き込んでいる。

「読まなくていいの…?」
 おそるおそる、リーレンが言う。
 前回、それで激怒を買い、額を割られてこの世界を去ったのだ。警戒するのも無理はない。
 彼女の言葉に、スウィップは首を振った。

「ううん。いいの! あたし、みんなのこと信じてるからっ!」
 きっときっとあたしの願いをかなえてくれたって!

 キラキラ星くずを飛ばしながら、答える。
 そして、頭の上に両手で掲げて、きゃっほきゃっほと喜びながらどこかへ走って行ってしまった。

 ずるずる裾に大玉つきのマントを引きずって、タッタカター、といった感じだ。
 実に足が軽い。
 よほど氷の検閲官とやらに早く読ませたくてたまらないのだろう。

「また今度、よろしくねーーーっ」

 どこかから、そんな言葉も降ってくる。
 めっちゃくちゃ上機嫌だ。
 浮かれすぎだ。

「――あれって……絶対『オペラ座の怪人』じゃないよねー」
 あたしも、ほんとの話知らないけど。
 でもきっと、あれは違うと思うなぁ。

「あとで中開いたらスウィップのやつずっこけるぞ、絶対…」
 後ろにいたタケシ以下、リストレイターたちもうんうん頷いた。


「ところでさ、ボクたち、どうやって帰るの? スウィップ行っちゃったけどー」

 ……げ。

「お、おいっ! スウィップ!! 戻ってこいっっ」
「現実世界へ戻せーーーーっ」
「ああっ、なんだかだれかがわたしの寝顔にラクガキしているような感触が…」
「冗談じゃねぇ!! 明日はテストじゃなかったか!?」
「いやもうこれは観念するしかないって」
「わたしの皆勤賞がーーーーっ」

 口々に思い思いのことを絶叫する彼らの周囲では。
 ぱたぱたと蝶のように本が飛び、ぱぱぱや〜と花が歌っていた。

「ああ、こんなに本がいっぱい……やっぱりここって幸せな世界…」

 うっとりつぶやく者も、中にはいたとか。

担当マスターより

▼担当マスター

寺岡 志乃

▼マスターコメント

 こんにちは、またははじめまして、寺岡です。

 イベシナなので軽く軽く……と前回以上に今回も思いながら書いていたのですが、結果を見ますとトリーズン以上のページ数になっていました。
 わたしには軽く軽くは無理なのかなぁ……(遠い目)

 皆さんのアクションを読んでいまして結構ビックリしたのが「『オペラ座の怪人』を知らないんですが――」という人が多かったこと。
 それでもかなり原作に近いアクションをかけられてきていた方が多かったことでした。
 ……いやもちろん、中にはすごい、ななめ上をいった豪快なアクションもありましたが(笑)

 あー……原作。
 ここでひとつ謝罪をしておきます。
 ガイドを書いていたとき、原作本を読み返す暇がなくて、かなりいいかげんな記憶に基づいて【1】〜【10】のナンバリングをしていました。
 あとになって、それがまったくわたしの想像の産物(って、これってまさに無意識世界の図書館の影響だよね!)であることが発覚しました。

 原作を知られていた方、すっとんきょうなことをしてしまって申し訳ありませんでした。

 そのため、本文中の並び替えをさせていただき、なるべく原作に沿った流れとなるようにしてあります。
 具体的に言いますと、シャンデリア落下事件とクリスティーヌの失踪あたりですね。逆になってました。すみません。

 そして、アクションの集まらなかった項目もありまして、それは軽く流すか、なかったことにさせてもらっています。
 このへんがこのシナの欠点かな、と思っています。
 次回のリストラではそれを克服するようなガイドにしたいと考えています。


 ……そろそろ「知識を食い荒らすもの」を出してもいいかなー? とか考えてはいるんですけどね。


 それでは、ここまでご読了いただきまして、ありがとうございました。
 次回「【カナン再生記】擾乱のトリーズン 第3話」でもお会いできたらとてもうれしいです。
 もちろん、まだ一度もお会いできていない方ともお会いできたらいいなぁ、と思います。

 それでは。また。