リアクション
教えて、シャレードムーンのコーナー 「教えてコーナー♪ 最初の教えてさんは、ペンネーム、ぱのれっくさんからの教えてです。 はじめましてこんばんは。 僕は前々から気になってたことがあります。 地球には有名な画家さんの描いた天使の絵がたくさんあるけど、 その絵を見るとどの天使さんにも頭の上に光の輪っかがあります。 でもパラミタの守護天使って、そういうの付いてないよね? 僕もああいうの憧れるんだけど、どうすれば僕にも頭の上にキラキラ光る輪っかが出てくるかなぁ。 僕のパートナーは「丸形の蛍光灯を頭の上に乗っければいい」なんて言うんだけど、 それじゃあどうやって固定して電力を供給すればいいのかわかんないよね。 そうですね、ちょっと不思議かもしれませんね。 でも、天使っていっても、地球では宗教ごとにいろいろな姿があるんですよ。天使の輪があるとされているのは、主にキリスト教の天使ですね。他の宗教の天使さんだと、羽衣を着けていたり、すっぽんぽんだったり、千差万別ですね。 そういった天使たちとパラミタの守護天使さんたちの関係がどうなのかはよく分かりませんが、輪っかというのは絶対じゃないっていうことです。だから、あまり気にしてもしょうがないと思いますよ。 もしどうしても輪っかがほしいのでしたら、光術を身につけて頭の上に光の輪を作りだすという方法もありますね。見よ、我が天使の輪をとか叫んだ後に、頭の上でピカーってやるんですよ。格好いいじゃないですか。頑張って、ぱのれっくさんもそういうのできるようになってくださいね。 さて、次の教えてくんです。 シャレード・ムーンさん こんばんは〜。 つい先日、はっぴぃモール空京前でへたれメガネこと、【天下無双の駄目男】山葉 涼司(やまは・りょうじ)を目撃しました。弱音を吐いていたので本物ぽかったです。なので蒼学の校長室にいる山葉は偽者じゃないかと思うのですが、シャレード・ムーンさんはどう思いますか?」 ペンネーム、たっゆんになりたい少女さん。 うーん、どっちが本物かといわれたら、それは校長室にいる方が本物なんじゃないでしょうか。 空京で見たという彼は、思いっきり気のせいなのでは? よほど疲れてたんじゃいんですか? あるいは、メガネのコスプレをしていた人だったのかもしれませんね。最近サングラスも流行っているそうですし。 あ、もしかしたら、山葉さんの本体と言われていたメガネを目撃したのかも。きっとそうですよ。 さて、では次の教えてにいきたいと思います。 ペンネーム、白黒の魔女っ子さんの教えてです。 最近めっきり涼しくなりましたが、いかがお過ごしですか?前回はハガキ読んでいただいてありがとうございます。 いえいえ、どーも。 いきなりですが、シャレードムーンさんはスイカ好きですか? 私は大好きで、スイカのためならどんな事でもしたいと思ってます! そうですねえ、黄色い小さい奴なんか好きですねえ。 そんな大好きなスイカなのですが、夏が終わってしまい、栽培するのが難しくなってきてしまいました…残念な事です。 一応、季節物ですからねえ。 しかも、最近某氏に投げつける事が多くて、そろそろストックが切れてしまいそうになっています。 スイカがきれると、私…自分で自分を抑えられなくなっちゃいそうなんですよぉ… そこで、夏じゃなくてもおいしいスイカを作る方法を教えてほしいのです! 切実です!どうかよろしくお願いします!」 いや、スイカは投げる物ではないと思うんですけれど。 完全な、スイカジャンキーですねえ。 それにしても、スイカが切れるとどうなっちゃうんでしょうか。見たいような、見たくないような……」 ★ ★ ★ 「むにゃむにゃむにゃ……。読まれた……かな? スイカは……私の……。スイカ……スイカ……スイカ……」 ラジオを聞いているうちにうとうとして半分眠ってしまいながらも、リース・アルフィン(りーす・あるふぃん)はスイカという単語に反応して、寝言のようにつぶやいていた。 ★ ★ ★ 「スイカといえば、もう一通スイカに関するお手紙が届いています。こちらは、先ほどの手紙とは正反対の内容のようですね。 ペンネーム、スイカダメゼッタイ!さんからの教えてです。 とりあえず、スイカはダメです、ゼッタイ!野菜の癖にデザートで出てくるなんて反則です。絶滅すればいいのに!自分の職場の秘書の方はスイカに凄く執着しており「食ってよし投げてよし縛ってよし、スイカは私のたからものだよ!」と名言して憚りませんが、ついていけません。あと、お裾分けで、スイカ農園の支持者の方から無駄に150玉もスイカが届いたのでそちらのラジオ局にお送りさせていただきました。是非お食べくださいませ。…ちなみに秘書は40玉ひとりで持って帰りました」 って、今日放送局に届いたスイカの山の犯人は君か! まったく、物には限度があるんだよ。 しかたないから、あのスイカの山はバイト君たちも含めて局のみんなでちゃんと持って帰るけれど、次からは常識の範囲で差し入れしてよね」 ★ ★ ★ シャレード・ムーンの言葉に、リュート・アコーディアたちが顔をひきつらせた。単純計算でも、一人十玉弱にはなる。 「スイカって赤くて血に似てるんだから、吸血鬼であるあんたは他の人より多く持って帰りなさいよね」 そっけなく、日堂真宵がアーサー・レイスに言った。 「ノー、あんな水っぽい物、血とは全然違いマース。それに、全然カレーの味がしまセーン」 アーサー・レイスが頭をかかえる。 「だったら、カレー粉をかければいいんだもん」 「ナイス、アイディア、デース!」 ミルディア・ディスティンの言葉に、アーサー・レイスがぱっと顔を輝かせた。 「とりあえず、少しでも数を減らしましょう」 「ちょうどいいよね。まだ辛くてひりひりするんだよね」 フィリッパ・アヴェーヌの言葉に、セシリア・ライトが即賛同した。 「じゃあ、私にお任せくださいですぅ」 テーブルの上におかれたスイカを凝視して、メイベル・ポーターが野球のバットに手をのばした。 「ストーップ。スイカの切り分けなら、僕がやります。やりたいんです。やらせてください。お願いします。さあ、花音も手伝って……」 間一髪、機転を利かせて割って入ったリュート・アコーディアが、粉砕されたスイカが部屋中に飛び散るのだけは防いだ。 |
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