First Previous |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
Next Last
リアクション
「さて、試合も終盤! 現在13対12! 一点差まで縮まりましたが、時間が残りわずか。東シャンバラチームは追いつくことが出来るでしょうか!?」
「時間的に後、一回攻められる程度ネ。ここで防がれたラ、東シャンバラチームに勝機はないネ」
「最後まで熱い闘志を見せてくれ! ボンバー!」
「最後……、これで勝敗が決まるわけだね」
北都の呟きに頷くモーベット。
「そうだな。こちらが一点入れればまだ延長戦があるが……」
北都は少し考えた後、一人頷く。
「キーパーを頼むよ」
「……了解した」
北都は、前を行く陽一達を追いかけた。
「ここで入れなきゃ……!」
「負けになるわけね!」
陽一達はうまくパスを回し、素早く前へ。
「ここは止めます!」
「悪いが通すわけにはいかない!」
前には、柚達の騎馬とカリバーンを先頭にした超重量級騎馬。
「悪いが立ち止まっている時間などない!」
「甘い!」
陽一がパックを持ち強行突破をかけるが、カリバーン達によってゆく手を遮られてしまう。
「くっ……、任せた!」
「分かった!」
パスを受けた由美子がその間に前へ。
「カリバーン!」
「任せろ!」
ハーティオンの言葉にカリバーンがすぐさま聖剣形態へ。ハーティオンとマグナが上に乗り、機動形態にへチェンジしすぐさま追いかける。
「お願い!」
後ろに迫るカリバーン達を確認した由美子はすぐさまフリーレへパス。
「通さない!」
「む……!」
柚がすぐさま『氷術』でフリーレを拘束する。
「頼む!」
フリーレがソラにパス。
「行かせません!」
だが、ソラの前に優梨子。
「くっ! どないすれば……!」
「こっちだよ!」
そこに現れたのは今までキーパーだった北都。
「任せたで!」
「やられましたね……!」
予想外な相手の登場に全員の反応が遅れている。北都はそのままゴールへ。
「行きます!」
そしてシュート。
「届いて……!」
飛び込む優希。だが、届かずパックはゴールへ。
ピーッ! それと同時に試合の終わりを告げるアラーム。
「決めたーっ! 最後の最後、北都選手がゴールを決めた! これで13対13の同点。これより延長戦の開始だぁ!」
「ふぅ、よかった……」
北都は安堵のため息をついた。
「最後の最後でやるね。おかげで助かったよ」
「うむ、見事であった」
「これでなんとか同点ね!」
そんな北都のところに四人が集まる。
「でも、もう通用しないかな。マークされるだろうし……。後は、なんとかして止めて勝つしかないね。もう一頑張りだ!」
First Previous |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
Next Last