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【第五話】森の中の防衛戦

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【第五話】森の中の防衛戦

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 同日 迅竜 ブリッジ

「さて、これでよし――と」
 他のブリッジクルーが休憩を取っている間。
 当直である睡蓮はキーボードを叩き終え、とある作業を終えていた。
 今、ブリッジにいるのは睡蓮と彼女の相棒兼護衛である鉄 九頭切丸(くろがね・くずきりまる)のみだ。
「これで、その時が来たらこの艦を掌握できる」
 呟くと、睡蓮は念話をスミスへと送る。
『首尾は上々です。無事完了しましたよ』
 するとすぐに念話が返ってくる。
『お疲れ様です。また定時連絡の方を頼みますよ』
『ええ。ああ、それと。どうやらドラゴン?……禽竜――に付ける武装の開発が始まったようです』
『ほう――』
『予想外ですか? ちなみに、ドラゴン?こと剣竜、ドラゴン?のコードをつけた盾竜、そして今回から加わったドラゴン?――鎧竜も同様です。『竜』の追加武装の開発には随分と力が入っている様子ですが、もしかして、何か問題でも?』
『いえ、大丈夫です。むしろ、順調ですよ――それでは、今後ともご協力をよろしくお願いします』
 スミスのその一言とともに念話を終える二人。
 念話を終え、睡蓮はただ含みのある笑みを浮かべるだけだった。