First Previous |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
Next Last
リアクション
■■■ Spellfire
25ターン。ラドゥ、カードをドロー。
ここで一度場を確認してみよう。
ラドゥ
残りライフ 6300
手札 6枚
クリーチャー
師王アスカ
崇徳院顕仁
改造人間パラミアント(魔法の効果でろくりんくんとなり、盤外に)
真奈美
残りライフ 4000
手札 5枚
クリーチャー
グリムゲーテ・ブラックワンス
守護天使ヒューバート
守護天使アーヴィン
ラルク・アントゥルース
幸運の勇士(ろくりんくん)
「まずは除外されていた『ろくりんくん』を場に戻す。
そして『ろくりんくん』を生贄に捧げ、クリーチャー召喚!
『“ヘッドホンウィザード”佐伯 梓(さえき・あずさ)』だ!」
レベル70 佐伯梓 戦闘力7000
「それじゃーいくよー、サンダーブラストー」
佐伯梓の召喚時特殊効果、『サンダーブラスト』である。
効果:
自分より相手クリーチャーの数が多い場合にこのカードが召喚に成功した時
場に出ている全ての相手クリーチャーは味方クリーチャーをかばう事ができる
まともに攻撃を受けたorかばったクリーチャーは墓地に送られる
対象はクリーチャーのみでイコンにこの効果は適用されない
「要約すると真奈美、貴様のクリーチャーの半分は黒焦げになるということだ」
「ぐぬぬ」
ヒューバートとアーヴィンの兄弟が、ラルクとグリムゲーテをかばって墓地に行った。
守護天使としての本分であった。
『幸運の勇士』は『全体魔法の効果にならない』のでサンダーブラストを受けなかった。
「さらに続けてクリーチャー召喚! 『吸血鬼現る』ソーマ・アルジェント!」
レベル52 ソーマ・アルジェント 戦闘力5200
ここでソーマの召喚時特殊効果『吸精幻夜』が発揮される。
効果:吸精幻夜で敵クリーチャー1体を1ターンのみ味方に加える事ができる。
「というわけで『ラルク・アントゥルース』はいただくぞ」
「ぐぬぬ」
ラドゥは自分のクリーチャーを検分し、凄絶な笑みを浮かべた。
「さすがにこの攻撃は防ぎきれまい!
『崇徳院顕仁』『師王アスカ』、そして『ラルク・アントゥルース』でアタックだ!」
「トラップカード発動! 『ゴルダ投げ』!」
フィーア・四条(ふぃーあ・しじょう)と戸次 道雪(べつき・どうせつ)が出現し、ゴルダ(硬貨)をばらまきはじめた。
「銭撒くど、銭撒くど! 風流せい、風流せい!」
攻撃にでてきた三人はあっけに取られて、攻撃の機会を失った。
「まだそのようなトラップを隠し持っていたか!」
しかし真奈美の表情は浮かない。
(このカード使うと私の所持金が半分減るんだよ!)
「まあよい。
クリーチャー『“薔薇執事”清泉 北都(いずみ・ほくと)』召喚」
レベル65 清泉北都 戦闘力7500
クリーチャーカード「薔薇執事」清泉北都
効果:生れが貴族系のクリーチャーが居た場合、戦闘力が+1000される。
「『ソーマ・アルジェント』のクリーチャー・タイプには『貴族』が含まれている。
『北都』はそれに仕える執事として平時以上の働きをするということだ」
ラドゥ、カードを3枚残してターンエンド。
ラルクはターン終了によって真奈美の場に戻る。
26ターン。
真奈美、カードをドロー。
真奈美
残りライフ 4000
手札 5枚
クリーチャー
幸運の勇士(ろくりんくん)
グリムゲーテ・ブラックワンス
ラルク・アントゥルース
ラドゥ
残りライフ 6300
手札 3枚
クリーチャー
師王アスカ
崇徳院顕仁
佐伯梓
ソーマ・アルジェント
清泉北都
「もう一度ライフを半分支払って『グリムゲーテ』の特殊能力!
手札3枚ドロー!」
真奈美の手札が8枚にまで膨れ上がる。
しかしライフは2000にまで低下。
「クリーチャー召喚!
『“女の子の秘密で荒ぶるぜ!”鈴木 周(すずき・しゅう)』!
『“ヒーローを支える者”ティア・ユースティ(てぃあ・ゆーすてぃ)』!
『“魔法契約獣”リューグナー・ファタリテート(りゅーぐなー・ふぁたりてーと)!』
さらに! ろくりんくんを生贄にして召喚!
『“パンツ番長”国頭 武尊(くにがみ・たける)』!!」
レベル60 鈴木周 戦闘力6000
レベル49 ティア・ユースティ 戦闘力4900
レベル3 リューグナー・ファタリテート 戦闘力300
レベル80 国頭武尊 戦闘力8000
「これで守りは万全! いくぜ!
『ラルク・アントゥルース』でアタック!」
「『師王アスカ』でブロックだ」
レベル85 ラルク・アントゥルース 戦闘力8500
レベル70 師王アスカ 戦闘力7000
アスカ「パレットナイフ二刀流! 『ブラッディ・アート』!」
ラルク「男女平等パンチ!」
戦闘力1500の差でアスカは墓地に。
だがその最後の瞬間、アスカの絵筆からペイントが放たれた!
アスカ破壊時の特殊効果『戒めの芸術』である。
『戒めの芸術』
効果:師王アスカが攻撃・破壊された場合、場に出ている全ての敵クリーチャーにペイントが施される。
このペイントが施された敵クリーチャーは3ターン攻撃が不可能になる
「真奈美よ、これで貴様の全クリーチャーは3ターンのあいだ、一切の攻撃が行えないというわけだ」
「そういうことか! ターンエンドだ!」
真奈美がターンエンドを宣言すると、リューグナーが佐伯梓のところへ出向いて行って、何事か相談を始めた。
「梓、魔法少女になって真奈美の陣営に入って欲しいんだ」
「えー、うーん、ちょっと迷うなー。
でも俺、男だしなー」
現在では「七夕 笹飾りくん」の怪しいクスリで女性となっている『佐伯梓』だが、この血闘が行われた当時はまだ男性だったのである。
そういうわけでリューグナーの勧誘は失敗に終わった。
First Previous |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
Next Last