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第六章 それではご対面……誰だお前!?

「では結果発表ー!」
 全ての項目を埋め終えたなななが回答者達に言う。
「……の前に、実際のアッシュくんとご対面しようか!」
 そう言ってななながアッシュへ言った。
「あ、アッシュくん。そのガラス横にスライドすれは開くから」
「手動でしかも俺様が開けるのかよ!? ああわかったよ! よっこらせっと!」
 勢いよくガラスをスライドさせて、疲れた表情のアッシュが現れる。
「あー……やっと顔出し――ってなんでざわめいてるんだよ!?」
 回答席がざわめいていた。主に「あれがアッシュ?」「アッシュってあんなだったっけ?」「そもそもアッシュとか初めて見たわ」という声で。
「……え、アッシュ……くん?」
 そしてなななもアッシュを見て首を傾げていた。
「ちょっと待て何で司会が疑問形なんだよ!?」
「いやだって……プロフィールと全く違うし……」
 そう言って、なななが今回作成されたプロフィールをまとめたフリップを見せる。

 名前:アッシュ・グロック(暫定)

 称号:【伸び悩み】

 種族:野菜

 クラス:クラスに縛られない自由な生き方、つまりニート(自宅警備員)

 HP:攻撃が当たらなければ問題ない

 SP:レベルを上げて殴ればいい

 成績:落ちつけ

 所持金:疑惑の所持金

 年齢:魔法使い(年齢的な意味で)

 SEX:必要なし

 恋愛対象:自分自身

 身長:彼氏にするには微妙な身長
 体重:ゴキブリよりは重い

 外見:見た目が既に痛すぎる

 服装:長ネギで纏めた武装。服は燃やしたので海パン一丁。

 スキル:長ネギ

 属性:ツンデレ

 一人称:それがし

 二人称:おまはん+女の子はバストサイズでアダ名をつけるらしい

 口調:横綱口調「〜ごわす」「〜ドスコイ」

 性格:まぁ落ちつけ

 弱点:脇の下とか足の裏とか

 生い立ち:漬物時代を送っていた

 将来の夢:早く人間になりたい

 パートナーと契約した理由:ライバルになると悟ったから
 LC:レミントン(英霊)

 決め台詞:探さないで下さい……

 自由設定:スポーツが大得意で女の扱いが不得手。
 真更町では光の使徒としてGH達を追い詰めるも、色々剥かれてトラウマを得た。ご先祖は日本の真更町出身。
 アメリカ軍人の家系。銃が得意で5挺しか存在しないと言われる先祖伝来のバントラインスペシャルを愛用。災難体質は未だ変わらず。
 本名はソフィア。エリザベート校長の従兄弟で、賢者の石を作るのが目的の錬金術師。顔を真っ赤にして恥じらう姿が可愛い。読書好き。
「成功率は○○%です」が口癖。教導団参謀科。超魔王コグレとして猛威をふるった事も。パートナーは女性らしいが……リア充?
 アホ毛&宇宙刑事で大体通じる教導団少尉。特技はティーカップパンダ探し。危険:アルミ箔。
 バリツのお嬢様。イギリス貴族の可憐で楚々とした令嬢だが、強い相手を求めてキマク近辺に出没している。一子相伝の拳法の伝承者。
 あだ名はミッキー。好きな女の子を遊園地に誘って告白という、可愛い所もあるリーゼント。守るべき人を喪ったアウトロー

……じゃない人


「ほら! 全く違うじゃないか!」
 ななながアッシュにフリップを見せつける。
「んなのお前らが勝手にやってただけじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 アッシュがキレた。全くもってその通り。
「改めて見ると……よくもまぁこんなことになったね」
 呆れた様にアゾートがフリップを見て呟いた。本当、どうしてこうなった。
「まあでもこれでアッシュくんの人となりがよくわかったと思うよ!」
「これで何処をどうしたらわかると思うのか疑問なんだけど」
「というわけで今回はこれまで! 第二回、また次回お会いしましょう!」
「次回があってたまるかぁぁぁぁぁぁ!」
 アッシュの魂の叫びで、幕は閉じたのであった。

――終了後。
「……なあ、アゾート」
「あ、お疲れ様。大変だったね、色々と」
「ああ……ちょっと聞きたいんだけどよ。その、錬金術で俺様の活躍の場を増やす、とかできないか?」
「いや無理だよ……錬金術も魔法じゃないんだし……それに」
「それに?」
「……万一そんなことできたとしても、相当等価が必要だと思うよ? 良くて命取られるレベル
「ああ、そうだよな……」

担当マスターより

▼担当マスター

高久 高久

▼マスターコメント

 へんじがない ただのしかばねのようだ

 皆様お疲れ様でした。今回シナリオを担当しました現在進行形でしかばね中の高久高久でございます。
 この度は御参加頂きありがとうございました。皆様のアッシュへの愛、しかと受け止めました。
 皆アッシュが大好きなんですね! 愛のせいで途中から何書いているか全くわかりませんでした。
 ちなみに第二回は某マニュアルの守護天使さんを予定しております。ごめんなさい嘘です。

 毎回アクションを読ませていただき、楽しく読ませていただいてます。
 毎回勉強させられる事も多く、自らの未熟さを痛感させられています。

 それではまた次の機会、皆様と御一緒できる事を楽しみにしております。