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とある魔法使いの人物紹介

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「それじゃ次は『決め台詞』でも決めていこうか。思いついた人から挙手ね!」
「もう順番適当だよね」
 全く何を基準で決めているんだか。
「はい! それじゃそこから!」
 なななに指され、フィッツがフリップを挙げる。
『誰がチビだ!』だね!」
「しまいにゃ怒るぞ!」
「え? 違うの?」
「当たり前だろが!」
 ガラス越しにフィッツにアッシュがキレる。するとリルが今度はフリップを挙げた。
「自分大好きなアッシュなんだからこれじゃね? 『俺様蝶サイコー!』
「なんでその『蝶』の字なんだよ!?」
「あーはいはい、後でパピヨンマスクやるから大人しくしろって」
「意味がわかんねーよ!」とアッシュがリルに叫ぶ。
「よし、ならこれだね!」
 続いて美羽がフリップを挙げた。
「『俺様最強! アッー!』」
「だからそのネタ離れろっての!」
 アッシュのツッコミに、すかさずルカルカがフリップを挙げる。
「『そんな目で俺を見るなあ!』」
「このタイミングでそれは意味変わっちまうじゃねーか!」
「じゃ『嫁様最強!』
「そのネタはもういいっての!」
 どさくさに紛れてエイカがまた嫁ネタを推していた。
「それが気に入らねぇってんならこいつならどうだ!」
 続いてアキュートがフリップを掲げる。
「『俺様最薄!』」
「おいこらそれキャラが、って言いたいのか!? あ!?」
「いやいやこりゃお前スマホかよ、ってツッコミ待ちだっての! HAHAHAHAHA!」
 一人で笑うアキュートに続いて、すかさず茶子がフリップを挙げる。
「『で、味は?』」
「そりゃ薄めでしょう」

 何故かなななが答えていた。
「おいそこぉッ! ……ぜー……ぜー……し、しんどい……」
 流石に連続で突っ込んでいた為、アッシュの表情に疲労の色が見えた。
「む、今の顔でビビっとルカの頭に何か来たよ!」
 そう言うとルカルカがフリップに急いで書き込み、掲げる。
「これピッタリだと思うよ!」
 掲げたフリップには、『探さないで下さい……』と書かれていた。
「それ正解でいいや……」
 疲れた様にアッシュが呟いた。今にも決め台詞を言いそうなオーラを纏っていた。

※決め台詞:探さないで下さい……