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リアクション
02:『Rebellion! 裏切りの教官』
「ふぁ……よく寝たわぁ」
ミレリアが目を覚ました時、再び空が暗くなりました。
そしてはるか上空から、何やら光の塊が落ちてきます。やがて轟音とともに、それは学校の裏山に墜落しました。
「流星……かしら?」
ミレリアがそう思ったのも束の間、更に上空からロボットたちが降りてきた!
(勇者たちよ……空からの使者を守ってくれ……)
クロガネの声が、生徒たちの頭の中に響きます。
「よし、出ろ! ヴァルキュリア!」
フレイは校庭に出ると、自分の勇者を召喚します。
この一週間で、勇者たちには音声追尾システムが付け加えられました。どこにいても、星型のエンブレムで呼び出せばそこに勇者が現れます。
「スクランブル! わたしも行かないとダメみたいねぇ」
国軍からのスクランブルを受けて、ミレリアも基地へと向かいます。
『ジョーカーからレーヴェ小隊。発進準備が整い次第、全機発進。繰り返す、準備が済み次第発進せよ』
「トマス、全システムオールグリーン。いつでも行けます」
ルース・マキャフリー(るーす・まきゃふりー)大尉の管制を受け、レーヴェ小隊の隊長機のコクピットに座るミカエラ・ウォーレンシュタット(みかえら・うぉーれんしゅたっと)が相棒のトマス・ファーニナル(とます・ふぁーになる)大尉に声をかける。
『こちらレーヴェ小隊のザンダーレーヴェ。準備は済んでいる。ハッチ開け!』
『了解! 武運を祈る……でも、今回は流星の偵察と調査任務だから、無茶しないで』
リカイン・フェルマータ(りかいん・ふぇるまーた)大尉がハッチの開閉ボタンを押しつつそう語りかける。
『もちろん。今の階級だって僕には重いくらいなんだ2階級特進なんかは、まっぴらごめんだね!』
トマスが軽口を叩くと、回線越しにリカインの笑い声が聞こえる。
『その調子。ハッチオープン。発進よし!』
『よし。レーヴェ小隊各機発進せよ。我に続け!』
そうして、レーヴェ小隊が飛び立っていく。
『わしらの出番はまだか?』
ブリッツ小隊隊長の夜刀神 甚五郎(やとがみ・じんごろう)大尉がルースに尋ねると
『そちらの隊は即応部隊として待機しろて命令が出てますんでね……もう少し我慢してくださいや。戦場に出たくてしかたがないでしょうが』
と、待機を要請される。
『ま、命令ならば仕方がない。とりあえず出撃準備はできてるから、あまり待たせるなよ』
「甚五郎、あまりオペレーターに無茶を言うものではありませんよ」
ブリジット・コイル(ぶりじっと・こいる)が甚五郎をたしなめるように言うと、甚五郎は「わかってる」と答えた後に「とはいえ、戦場に出たがるのは軍人の常というものだ」と、やや弁解めいた呟きをする。
「まあ、気持ちはわかりますが……」
ブリジットはそう告げた。
そんなやり取りをしていると、トマスから通信が入る。
『こちらレーヴェコップ。流星の墜落現場に到着。映像を送る……』
そして送られてきた映像には、流星に偽装された今までに見たこともないロボットが映っていた。
「これが流星の正体か……」
「何やらきな臭いねえ……」
その映像を見ながらルースとリカインが小声で見解を交換する。
と、更なる通信が入ってきた。
それは、フルオープンで流れてきたスクランブル発進した部隊に所属する機体のものだった。
『私は相沢洋、国軍の将校である。
私は敢えて諸君に問いたい。
勇者にばかり頼るのが国軍のあるべき姿なのだろうか? 否! 断じて否である!
よって私はここに! 新たなる国軍の姿、ネオオリュンポスの誕生を宣言する!
かつてオリュンポスに所属した者たちよ、国軍の姿に悲嘆する者たちよ! 我が元に集え!
国軍の力を越えた新たなる国軍による世界秩序をここに示そうではないか!』
それは、クーデターの宣言であった。
『教官! なんで!!』
フレイが悲鳴を上げる。
『我々国軍は、プロフェッショナルの集団だ。それが、国の大事に子供達に頼りきるなど、あってはならない。だから、私は銃をとったのだ』
『そんな!』
「フレイ、彼の言うことにも一理ある」
アポロン・サン(あぽろん・さん)がそう言うと、フレイは『だからって教官ををこのままにしていいのかよ!?』と怒鳴った。
「無論、それはいけないことだ。だから、僕らが止めよう」
『……教官! あなたには世話になったけど、あなたが敵になるならこっちも戦うよ!』
『それでいい。国軍が勇者ごときに遅れを取るものではないことを証明してやる。洋孝、攻撃準備! IFF(敵味方識別装置)外せ。こちらに攻撃してくる者は全て攻撃する』
『了解! 火器管制システム良好。IFF外したから、もう後戻りできないねー。まあ、いいけどさ』
そして、洋の機体シュトルム・ブラウ・イェーガーが、攻撃準備体制に入る。
『洋様、先行偵察部隊のみと、及びエリス発進します。なお、攻撃目標は落下した隕石、推定新型機に乗り込もうとするパイロット候補とします』
『作戦内容は了解です。しかし、どうも解せません。この時に空から新型がくるとは……まあ、状況は開始です。以上』
乃木坂 みと(のぎさか・みと)とエリス・フレイムハート(えりす・ふれいむはーと)が、小型飛空艇で編成される偵察部隊とともに隕石の落下地点へと向かう。
『ネオオリュンポスを呼称する造反部隊に対して撃破命令が下りたよ。夜刀神大尉、造反部隊への対応お願い!』
『……同じ釜の飯を食った相手を撃つのは忍びないが、相手が銃を向けている以上はしかたがないか……ブリッツ小隊、出撃! 目標は造反組だ!』
そして、ブリッツ小隊が飛び立ち、国軍と元国軍の戦闘が始まった。
『特尉、早まった真似をしたな。まあ、今更言っても仕方がない。貴官を撃たせてもらう』
『夜刀神大尉……果たして教導隊の私達に敵うかな?』
『やってみねばわかりますまい。それに、こちらには勇者もいる。
たしかに彼らの操縦技術や戦闘テクニックは未熟にして稚拙。されど、我ら国軍のパワーでは彼らには敵わんぞ』
その甚五郎の言葉に洋は不敵に笑うと、『攻撃開始!』と号令をかけた。
「そういえば、キャロリーヌちゃんはどうしたかな?」
リカインがペット(?)の恐竜キャロリーヌのことをふと思い出してレーダーでキャロリーヌの位置を調べると、学校の裏山の、隕石落下地点にいた。
「ちょっと、なんでキャロリーヌちゃンがあんな所に!?」
と、リカインに通信が入る。
『フェルマータ大尉、キャロリーヌですが脱走して散歩に出かけたみたいです』
それを聞いたリカインの血管が切れる音を、ルースははっきりと聞いた。
「あんの、ばかあああああああああああ!」
リカインは、怒髪天を突きながら席を立つと、早足で持ち場を離れた。
「おい、どこ行く!」
ルースの問いに
「ペットのしつけ!」
と怒鳴ると、リカインは制止の声を振りきって姿を消した。
そして、トマスのレーヴェ小隊が高高度と高速を維持しつつ空撮した映像には、キャロリーヌがあんぎゃ〜! と叫びながら造反部隊に対してショルダーキャノンで対空砲火を加えていた。
頭には漫画のようなたんこぶの跡があり、落下してきた隕石の破片か何かで頭を打ったものと推定された。
そのせいなのかどうかは分からないが、彼女は敵味方を識別してちゃんと敵側にだけ攻撃を加えているのだった。
これを見た国軍関係者は、一様に『奇跡だ』と呟いたという。
『こちら鳴神 裁(なるかみ・さい)。援軍を要請します!』
かつてオリュンポスの幹部とも渡り合った裁の援軍要請に、基地司令部に緊張が走る。
『すぐに援軍を送る。状況は!?』
『状況は……ああっ!!』
その言葉とともに、通信はノイズだけになった。
『おい、大丈夫か!? 応答しろ!!』
しかし反応はない。
『至急部隊を向かわせろ!』
『了解』
そして、ポイントに向かった部隊が見たのは、正気を失ったアリス・セカンドカラー(ありす・せかんどからー)。
「我は……魔王。灰色の魔王」
アリスは、虚空を見つめながらただそれだけを繰り返す。
「おい、大丈夫か!?」
兵士が尋ねるが、アリスは蠱惑的な笑みを浮かべるとそのまま飛び去った。
そして、そこに残されていたのは大量の血痕。
そこに裁の姿はなかった。
それに対して、至急調査団が結成された。
調査に臨むのは、佐倉 薫(さくら・かおる)を団長とし、三船 甲斐(みふね・かい)と猿渡 剛利(さわたり・たけとし)らで編成された。科学的な見地だけではなく、オカルト的な面からも分析できるというのが人選の理由だった。
そして、ダリルがルカルカを護衛として同行させて参加し、鈿女が星怪球 バグベアード(せいかいきゅう・ばぐべあーど)と合体させて星心合体ベアド・ハーティオンとなったハーティオンを念のために連れてきての参加となった。
「うわー、すごいですねえ……」
惨状に口元を抑えながらつぶやくのは夢宮 未来(ゆめみや・みらい)。ハーティオンと友だちの一般人の少女だった。
「ふむ……何やら、ナノマシンのようなものが飛散しておるのう」
薫がそう言うと、剛利が「ナノマシンなんて実現していたんですか!?」と尋ねる。
「いや、まだじゃが……今まで実験で作ったマイクロマシンと似たような反応があるでのう」
と薫が説明する。
「では、各種センサー展開します」
甲斐がそう言ってセンサーを設置して電源を入れる。
すると電流に刺激されたのか、周囲に金色の粉が舞い上がった。
螺旋に渦巻くその粉は、周囲の驚きの声と視線を集めながらやがてひとつに集う。
「え……人の、形?」
未来がつぶやく。
それはたしかに、人の形を取りつつあった。
やがて、それは女の子の形を取る。
「きゃっ!」
未来が慌てて目をそらす。その女の子は、裸だった。
その少女は、剛利を一目見るなりこういった。
「ぱぁぱ!」
そして、抱きつく。
「うわわわわ!」
「ぱぁぱ???」
ルカルカが疑問の声。
「はは、ぱぁぱか! これはいい」
ハーティオンが笑う。
「こら、ハーティオン!」
鈿女が叱るが顔は笑っていた。
「ぱぁぱ!」
少女が再び剛利をぱぁぱと呼ぶ。
「ぱ、ぱぁぱぁ? いやいやいや、まてまてまて、なんでみんなして俺をそんな目で見る?
ないから、この歳でこんなでかい子供がいてたまるか!
それに俺はまだ童t、、、あー、ごにょごにょ、、、魔法使い候補だっつーの!」
それを聞いて、薫はニヤニヤと笑った。
「ほっほーう。まだじゃったのかー。まあ、この娘、貴公になついたようじゃし、貴公が世話をせい」
「ええええええええええええ!!」
驚く剛利に、少女は
「ぱぁぱ!」
と叫んで再び抱きついた。
「かんべんしてくれ……せめてにぃににして……今ロリコンつったのは誰だこらーー!」
テンパッて自爆する剛利に変わり、甲斐が少女に尋ねる。
「きみ、名前は?」
「なーまー…え? えーあーるせぶん、ふぉーてぃーつー」
「型番……?」
「じゃな」
首を傾げる甲斐に薫が同意する。
「あ、じゃあさ、あたしが名前つけてあげるよ。緑色の髪と、琥珀色の瞳だから……エメラダ。エメラダ・アンバーアイ(えめらだ・あんばーあい)とかどう?」
未来がそう言うと、少女は未来に抱きついて
「おねーちゃ! すきー!」
と言った。
「きゃっ! こらー」
未来はエメラダと名付けた少女の頭をなでると、ニコニコと微笑んだ。
「異存も無さそうだし、エメラダでいいんじゃない?」
鈿女がそう言うと薫が同意した。
「さて、それじゃ研究所に戻るかの。ルカルカ大尉とハーティオンは護衛を頼むぞ」
「はい!」
「了解」
ルカルカとハーティオンが頷くと、一行は大型飛空艇で基地内部にある研究所へと移動した。
『こちら翔龍。流星の機体に接近する熱源あり』
『パルス的にオリュンポスのクロノスと近いパターンだね!』
エヴァルト・マルトリッツ(えう゛ぁると・まるとりっつ)と相方のロートラウト・エッカート(ろーとらうと・えっかーと)からの報告だった。ロートラウトは三頭身の3Dホログラフでコクピットの周囲を飛び回っている。
『馬鹿な……クロノスは倒したはずだ……』
司令官の呻きが聞こえる。
『翔龍は流星の機体……言い難いな……流星機に接近。これを奪取しようとする敵性体があればそれを阻止せよ』
『了解!』
ルースの指示を受けてエヴァルトが造反組との戦闘を繰り広げつつ機体を降下させると、そこにはオリュンポスのクロノスと同じ姿をした男がいた。
「フハハハ!我が名は『魔神帝国ヘルガイア』の天才科学者、ドクター・ハデス(どくたー・はです)!
やはり、オリュンポス程度では世界征服はできなかったか。
だが、オリュンポスを撃退したからといって、いい気になるなよ、勇者どもよ!
この俺が技術供与した生体兵器・魔王クロノスなど、まだ試作段階に過ぎぬ!」
そのハデスの言葉は翔龍の集音モニターを通じてフルオープンで国軍の回線に流れる。
「魔王クロノスが、生体兵器だと……?」
それを聞いた国軍幹部の動揺は酷かったが、造反部隊の動揺はそれ以上だった。なぜなら、彼らはオリュンポスの後継を自称していたのだから。そしてそのオリュンポスがヘルガイアなる組織によって作られた生体兵器を首領と抱く組織であった以上、彼らのネオオリュンポスという存在は幻想となってしまうからだ。
事実、その言葉を聞いてオリュンポスの残党として参加したロボットたちはエンジンを停止して降伏の信号を発信し始めていた。それは、造反部隊の過半数の戦力が失われたことを意味する。
『勇者諸君、特尉の相手はわしらに任せて、君たちはハデスとやらの相手をしろ!』
『わかった!』
甚五郎の言葉に、美羽が答えてグラディウスを急降下させる。
『特尉もハデスも許さないんだから!』
『……通信波? これは……美羽さん、流星機から通信です!』
ベアトリーチェ・アイブリンガー(べあとりーちぇ・あいぶりんがー)が、流星機からの微弱な通信派を傍受して美羽に告げる。
『内容は?』
『我が名を呼べ……我が名はドラコニウス、といってます』
『よし……ドラコニウス!』
美羽がその名前を呼ぶと、クレーターの一つからまばゆい光が溢れだし、その光量がだんだんと増加して周囲のパイロットはモニタの採光量を限りなくゼロにせざるを得ないほどまでに明るくなった。
そして、轟音とともに爆発が巻き起こり、隕石の破片があたりに飛び散る。
その際、再びキャロリーヌの頭に破片が衝突し、キャロリーヌは気絶してしまう。
光が収まると、クレーターから一機のロボットが飛び上がった。そのロボットは、巨大なドラゴン――詳細な分類をすれば四肢と大きな翼を持つ古典的なドラゴンの姿で、色は銀色だった。黄金色のグラディウスと比較すると派手さはないがそれなりに目立っていた。
そして、飛び立ったドラゴン――ドラコニウスは、伝説のドラゴンの如き咆哮を発する。
その咆哮は敵対者には恐怖を、味方には勇気を与えた。
『くっ……怖気づくな! 所詮はあれも機械だ!』
洋の檄が戦場を飛ぶ。
「クックック……あれがただの機械であるものか……あれは、クロガネの我らヘルガイアへの対抗作戦【オペレーション・メテオ】によってベテルギウス座から遣わされた守護神にして勇者。機龍皇ドラコニウス!
まさか、覚醒させるものがいるとは思いもしなかったが……さて、これは少しばかり厄介だ」
そう言って、ハデスはクレーターに近づく。
エヴァルトが必死の攻撃を叩き込むが、バリアーのようなものに遮られて、一切ダメージを与えることができない。
「ククク、『流星の機体』……いや、伝説の勇者ロボット、エクス・カリバーン。
ヘルガイアの世界征服のために利用させてもらうとしよう!」
『エクス・カリバーン!?』
『知っているの、ハーティオン!』
ハーティオンの驚きの声に、科学者の高天原 鈿女(たかまがはら・うずめ)が反応する。
『ああ……私のデータベースのNの208を参照してくれ』
鈿女がキーを叩いてデータベースを検索する。そこには、初代勇者エクス・カリバーンの伝説が記されていた。
遥か彼方からやってきたエクス・カリバーンは、少年とともに宇宙海賊と戦い、平和をもたらして再び宇宙の彼方へと帰っていった。
勇者として認識されたのはエクス・カリバーンが初めてであり、伝説の幕開けとなった存在であった。
「さあ、カリバーン、仕事だ……」
ハデスの言葉とともに、どこからともなく人影が現れる。それは、データベースにあるエクス・カリバーンの操者、カリバーンその人であった。
「御意。俺の名はカリバーン! ドクター・ハデスの命により、勇者たちの相手をさせてもらおう! 来い!エクス・カリバーンッ!」
カリバーンはそう叫びながら天に剣を掲げる。カリバーンは元は聖剣勇者 カリバーン(せいけんゆうしゃ・かりばーん)と呼ばれていた。その名の由来は、その手に掲げる白銀の聖剣。しかし、今彼の手にある剣は、漆黒に染まっていた。
「ケッッケッケ……」
カリバーンの首にかけられたドクロのペンダントが、不気味な笑い声を上げる。
その名はダーク・スカル(だーく・すかる)。かつてハデスを操って世界征服を企んだ魔性の存在。今はハデスの参加にあってカリバーンを操っている元凶だ。
カリバーンの呼びかけに答えて、流星に偽装された大気圏突入ポッドが破裂し、そこから黄金色の有機的なフォルムの機体が現れる。その機体は腹部からビームを放出してカリバーンに照射する。
するとカリバーンはその機体の中に吸い込まれて、三秒後に機体の目に火が灯る。
『神剣勇者! エクス・カリバーン!!』
神剣勇者エクス・カリバーンと名乗ったその機体は、螺旋を描きながら上昇すると、空中で静止してポーズを決める。
『まさか……伝説の勇者が敵に回るとは……』
ハーティオンのその言葉には、焦りと恐怖の色が滲み出ていた。
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