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【マスター合同シナリオ】百合園女学院合同忘年会!

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【マスター合同シナリオ】百合園女学院合同忘年会!

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忘年会に出席して、挨拶回りをする
ルミーナ・レバレッジ(るみーな・ればれっじ)に、
恋人の風祭 隼人(かざまつり・はやと)は合わせて、同行する。

大晦日と元旦はルミーナと一緒に過ごしたい。
でも、ルミーナの都合が優先。
それが、隼人の優しさであった。

(今年の最後には、
この一年間のお礼を伝えたい。
ルミーナさんと一緒に過ごした楽しい時間のことを。
そして、新年最初には、彼女の笑顔が見られるといいな)
大切な恋人のことを思い、
隼人の表情は自然とほころんでいく。

「お待たせいたしましたわ」
「ううん、おつかれ。
喉かわいてないか? ルミーナさん」
挨拶回りに忙しかったルミーナを気遣い、
隼人が、ジュースを差し出す。
「ありがとうございます。
……ああ、おいしい」
ルミーナは微笑した。
「実は、大勢の方とお話しましたから、少し、疲れていましたの。
でも、ジュースのおかげで元気が出ましたから、もう大丈夫ですわ」
「そうか、よかった。
軽く何かつまんだらどうだ?
おいしそうな物がせっかくたくさんあるんだから、とってくるよ」
隼人は、立食パーティーの豪華な軽食から、
簡単に食べられて、手の汚れにくいものを選んで、ルミーナの元へと運ぶ。
「ありがとうございます。
隼人さんにエスコートしていただいているおかげで、
安心してパーティーを楽しめますわ」
「そんな、どうってことないぜ」
ルミーナににっこり微笑まれて、
隼人は照れくさそうに頭をかいた。

「そうだ、よかったら」
隼人は、ふと、ルミーナの青い瞳を覗き込む。
「一緒に初日の出を見て、初詣に行かないか?」
ルミーナは、豊かな金の髪を揺らしてうなずいた。
「ええ。もちろんですわ」

「隼人さんと一緒に年末年始を過ごせるの、
わたくしもとてもうれしいんですのよ」
恋人との大切な時間。
大切な時間の節目の時間を共に過ごすこと。
そのことを、ルミーナはゆっくりと噛みしめているようだった。
「ああ、俺も、ルミーナさんとの大切な時間が、
こういうふうな満ち足りたものですげーうれしいぜ」
隼人はそっとルミーナの手を取った。
「今年も一年ありがとう。
来年は、もっと素晴らしい年にしような!」
「ええ、こちらこそありがとうございます。
隼人さん」
2人は笑顔を交わし、1年に1度の大切な時に、気持ちを確かめ合ったのだった。