空京

校長室

選択の絆 第二回

リアクション公開中!

選択の絆 第二回

リアクション




■エピローグ

シャンバラはグランツ教を欺き、
かつてのシャンバラ女王アムリアナの妹である
ネフェルティティを国家神とすることに成功した。

5000年前、エリュシオン帝国の策謀によって呪われ、
国も何もかもを自らの手で壊してしまった過去を持つネフェルティティ。
彼女にとって、シャンバラ女王となることは、本当に、特別な事だった。


一方で、対機晶エネルギーダウン装置の開発が間に合ったことにより
光条世界による制裁は免れた。

また、ニルヴァーナ大陸で光条世界への道が開かれたことで、
シャンバラは光条世界に対し、立場を改められるかに見えた。

しかし――――




空京郊外にあるグランツ教の大聖堂(カテドラル)。


「残念だったわね」

エルキナの言葉にアルティメットクイーンは、笑みを浮かべたままわずかに首を振った。

「彼らが懸命に自ら信じることを行ったまでのこと。
 例え、それが愚かな選択であったといえ、責めることなどできましょうか。
 
 彼らを含む世界が正しい選択を行える筈もないからこそ、
 光条世界は、真の世界の導き手として私を選んだのでしょう」

「光条世界への道が開かれ、ソウルアベレイター達が活気づいているわ。
 彼らは、今が契機と、契約者とパラミタを巻き込み、光条世界を打ち倒そうとしている……。
 
 今、光条世界とソウルアベレイターが真っ向から衝突し合えば、
 大陸は簡単に吹き飛んでしまうだろうに、お構いなくそうしようとするところは何とも彼ららしい」

空中を漂うモニターには、
シャンバラの王都である空京で行われている
新女王を祝う式典が映し出されていた。
 
力の譲渡によってパートナーとなった高根沢理子とセレスティアーナ・アジュアを後ろに、
ドレスを着たネフェルティティが居る。

シャンバラの民に笑顔を向ける彼女の面持ちには固いものがあった。
大きな決戦が、すぐそこに迫っていることを感じているのだろう。




シャンバラ教導団。
 
「やってくれましたね」

グランツ教の最高幹部エレクトロンボルトに冷やかな視線を向けられ、
シャンバラ教導団校長である鋭峰は、いつものように感情の無い声を返した。
 
「我々はオーダー通り、貴殿らの教祖であるアルティメットクイーンを宮殿へ送り届けた。
 だが、作戦中、幾つか失策があったことは認めよう。全ての責任は私にある」
「残念ながら、今回の幾つかの件は、あなた達の権限を奪うには及ばなかった。
 “上手く”やったと、評価しておきましょうか」
「痛み入る」
「しかし――」
 エレクトロンボルトが、ふっと笑みを零し続けた。
「光条世界の機晶エネルギーダウンが牽制されたからといって、
 救世のためにアルティメットクイーン様へ全ての力を集め、
 今、パラミタと地球を一丸としなければならないのは変わらない。

 深く巨大な闇が迫っているのです。
 我々は、この世界と正しき理を守るため、手を取り合い、協力しなければなりません」
 
 
やがて、パラミタには幾つかの報せが届いた。

シボラの国家神アテムから――
『シボラの大穴には、最近、対異界装備揃えてナラカにダイブして古物を漁ってる連中が居るんだが、
 そいつらが、どうも妙なモンを見かけたって話だ。
 それが、異常にでかい巨人と無数の人影だとか……。
 
 それに世界樹アウタナの様子もどうにも落ちつかん……』
 
イーダフェルトのエルピスから――
『イーダフェルトの計器が異常な数値を示していて……
 ポムクルさん達の様子も何だか変なんです』



様々な大陸の滅びを生き延び、
冥府であるナラカを彷徨う、ソウルアベレイター達が集結しつつあった。

彼らは、契約者とパラミタを巻き込み、
多くの生命の犠牲や大陸の崩壊と引き換えとするのを良しとしながら、
光条世界との決戦を行おうとしていたのだった。


担当マスターより

▼担当マスター

蒼フロ運営チーム

▼マスターコメント

『蒼空のフロンティア』運営チームです。
『グランドシナリオ 選択の絆 第二回』のリアクションをお送りします。

今回のリアクションは以下のマスターが担当しています。

【1】旧王都(表):流月和人
【2】ソウルアベレイターに挑む!:流月和人(業魔側)、森水鷲葉(エギル側)
【3】旧王都(裏):夜光ヤナギ
【4】宮殿内:森水鷲葉
【5】イーダフェルトの発展:夜光ヤナギ
【6】その他:村上収束
 プロローグ・エピローグ:『蒼空のフロンティア』運営チーム
※特定の番号でかけられていても別の番号のアクションと判定され、そちらで描写される場合もございます。


 判定の結果、シナリオ全体の主な動きは以下のようになりました。
 
・シャンバラの新女王はネフェルティティとなった
・アールキングの根は地中に還っていき、旧王都も再び姿を消した
・業魔、エギルは共に倒されなかった
・ロゴスはエリザベートの中に残った
・機晶エネルギーダウンの対抗策となる装置が造り出され、地球とイーダフェルトに配備された
・イーダフェルトが発展し、ポムクルさんたちの生活が安定した

・キャンペーンシナリオ『光へ続く点と線】遥か古代に罪は降りて (第3回/全3回)』の結果、ニルヴァーナにて光条世界への道が開かれた。
・キャンペーンシナリオ『【歪な侵略者】鏡の国の戦争(第3回/全3回)』の結果
 地球に現れる怪物たちは、アナザー世界の該当地域を救うことで出現しなくなることが判明した。


 その他の出来事。
・アイシャは生き延び、シャンバラ王宮内にて治療を受けることになった。
・エメネアは救出された。


活発に構ってあげたので、ポムクルさんの数が増えました!
現在、ポムクルさんの数の割合は……

戦闘系 10%
イーダフェルト制御系 20%
住民系 35%
生活補助・生産系 35%

と数の維持に安定しています。
また、発展に伴い、
「籠手型HC弐式・P」と「グラス型HC・P」には
下記のグランドシナリオ専用機能が解除されました。

・幻の少女エルピスの呼び出し(小さなホログラムとして現れます)
・任意の種類のポムクルさん召喚(基本は最大10人程度が限界ですが、気分によってまちまちのようです)
※反映は10月3日中に行われる予定です。

そして、今回の一部の実戦経験を経て、
ポムクルさんの戦闘力が、ほんのちょっとだけ強くなりました。


●イーダフェルトに作られた主な特別施設
・プレゼント工場(クリスマスに向けてプレゼントを生産中)
・スーパーなキッチンのフードコートと甘味屋(様々な料理屋が並ぶ中、甘味屋だけ妙にフューチャーされています)
・ポムクルマンション(妙に大量な数のポムクルさんを収容可能。何故か地球人サイズも入れてしまうとか)

他にも……

・百貨店
・コンサートホール
・遊園地、温泉、プール

が作られた。
また、パート【4】の結果「幻の女王エメネアポムクルさん(女王ポムクルさん)」が誕生し、
百貨店を『宮殿』と(勝手に)定めて住み始めました。


そして、ポムクルさん達の『特別工房』の準備が整い、
もうすぐ開店するようです。



今回グランドシナリオへご参加頂いた皆様には
記念アイテムと称号をプレゼントいたします。
※配布は10月3日中に行われる予定です。

この度はご参加いただき、ありがとうございました!
今後もグランドシナリオ「選択の絆」をお楽しみください。