『どうして俺を出し忘れた』
『どうして俺を出し忘れた』
『どうして俺を出し忘れた』
『どうして俺を出し忘れた』
『どうして俺を出し忘れた』
『どうして俺を出し忘れた』
『どうして俺を出し忘れた』
『どうして俺を出し忘れた』
『どうして俺を出し忘れた』
『どうして俺を出し忘れた』
「うぎゃーーー!!」
フン。俺を蔑ろにした報いを受けるがいい。
……ああ、申し訳ない。飛鳥 馬宿だ。
なに、うっかり俺を出し忘れたとのたまった猫宮 烈とやらを懲らしめたところだ。気にしないでくれ。
お料理教室とやらは楽しんでいただけただろうか。
イルミンスールの催しは大体、混沌とするな。まあ、それが校風なのだろう。
俺も最近は悪くないと思っている。……なのにこいつときたら……!
はっ、いかんいかん。
一応、こいつの代わりにお知らせを言っておこう。
俺やおば……豊美ちゃん、その他こいつのシナリオによく出てくるNPCの、お前たちの呼び方は、シナリオ中でこいつが判定した結果決めることもあるし、「○○って呼んで」というアクションで決めることもある。
基本的には皆仲良くしたがりのようだから、名前で呼んでしまうことが多いようだ。俺も、お前たちがそれでいいなら、呼んでやる。
把握はこいつに任せるから、何度も書かなくていいぞ。間違ったらこいつに文句を言え。
豊美ちゃんへの魔法少女な名乗りは、豊美ちゃんがシナリオに登場していればいつでも構わんそうだ。好きな時に言え、把握はこいつに任せる。
こいつが多忙で、魔法少女なシナリオをいつ運営出来るか分からんと言っていた。まったく、言ったことには責任を持ってほしいものだ。
なに? 『精霊がいると何が出来るかの判定が難しい』?
こいつめ、何弱気なことを書いている。
まあ、俺はよく知らんが、お前たちにとってはアクションの幅が広がるのだろう。
あまりに身勝手なもの、悪意のあるものでなければそれでいいのではないか?
俺も、豊美ちゃんもそんなやつは嫌いだ。言っただろう? 皆、仲良くしたがりだからな。
……とりあえずはこんなところか。
ま、俺や豊美ちゃんが出てこれるのも、こいつのおかげだからな。
一応、感謝しておいてやろう。
ではな。