リアクション
――トマス達に救助されたエッツェルが、避難所の小高い丘に着く頃には、すでに全員が集まっていた。
とりあえず、ヒナを親鳥に返すのは成功したこと。
たぶん、我々が何を考えているのか、分かってもらえたこと。
しかし、全ての人間がそうではないということ。
また、やはり、野生に対して、関わり合うべきではなかったかというもの。
いや、我々の動向だって、つまりはその野生の一部ではないのか、というもの。
しかし取り敢えず言えることは――あの波はもう、沿岸には現れなくなった。
今回の事件は、それぞれの胸に、なかなか消え難い印象と、複雑な感情を残したまま、幕を閉じる。
そう、イルミンスールの森だが。
最後の最後で怪鳥が巻き起こした超ビッグウェーブにより、結局、一時的に樹上浸水、学校閉鎖に追い込まれたことは、明記しておこう。
大変お疲れ様でした。牧村羊でございます。
今回はもう、書いてる最中からもう、ええ、色々と心が揺さぶられました。
ひとつ言えることは、参加者のみなさん全員が……いかしてた。
私は幸せ者です。この筆さえ、もう少し早ければ。
(当面の目標はMSコメントをまともに書くことです)
それではまたお会いしましょう。ご参加ありがとうございました!