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冒険者の酒場クエスト

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冒険者の酒場クエスト

リアクション

 みととエリス・フレイムハート(えりす・ふれいむはーと)、詩穂はダリルからくる細かい欠片の位置情報を受け取りとっていた。

「パワードレーザー、チャージ開始。超長距離狙撃プログラム起動。目標、補足確認! 発射!」
「みと様、支援砲撃します。光条兵器、対戦車ライフルモード起動、ロングレンジ、標的確認。
 有効射程とは思えませんが、支援にはなるはずです、以上」

 みととエリスは、パワードスーツの狙撃プログラムに最適化された状態で情報を受け取り、そのまま砲撃を開始していた。
 詩穂はイコン用のデータをそのまま流用し、レーザーバルカンを的確に当てていく。
 ルカルカも情報処理はダリルに任せ、ゴウによる迎撃に専念していた。

「銃身冷却、エネルギーチャージ開始、再砲撃までカウント開始……ここはわらわがバイトしたお店です。
 壊させてなるものですか!」
「この店には来たことありません。ですからどんな料理があるのか、気になっております。よって隕石ごときで食事の邪魔をされたくありません。
 消え去りなさい。以上」

 みとの想いにエリスの想いが繋がる。
 それは二人だけではない。
 蒼木屋に集まった全員の想いが一つになり、隕石の落下を阻止していく。

「完全に……消滅した……」

 情報を統括していたダリルの声に、皆の歓声が上がった。

 ◇

 蒼木屋では勝利の祝宴が行われていた。

「言霊って怖いわよね。ルカたちの家曳きも無駄になっちゃうし」

 配膳の料理を取りにキッチンへやってきたルカルカがポツリと漏らす。
 だが、お皿を並べるダリルは珍しく笑みを浮かべていた。

「そんなことは無かったぞ。あの家曳き自体は成功しなかったが、あの行為で隕石の落下速度が三割も落ちたんだ」
「えっ?」

 ルカルカは不思議そうな顔を返す。

「元の原因が言霊だからだろう、強い想いの力が影響を及ぼしたのさ」

 一方、テーブル席では。

「無事に成功したか……約束通りマンガ肉と特製ステーキセットだ! 今日は腹一杯食っていい!」
「やほり、てほねんものはかくへつ……(やはり天然物は格別)」

 洋は成功の貢献をした洋孝を褒めてやりながら、店で派手に飲み食いしてた。
 シリウスとサビク、ラルクは酒だけを飲み続けている。

 そんな光景を、ニケは手にしたカメラで撮り続けていた。

「これで一安心、蒼木屋の警備の義務も果たせたかな。もう、あんな無茶をするのは止めようと反省しました」

 唯斗がエクスと共にのんびりと食事をしていると、店の扉が開かれた。
 皆の視線が集まる
 そこには、西都原亜紀が、

「またきちゃいましたー」

 と笑顔で現れたのだった。


担当マスターより

▼担当マスター

和泉 水晶

▼マスターコメント

こんにちは、こんばんは、おはようございます。和泉 水晶です。

この度はリアクションの公開が遅れて誠に申し訳ありませんでした。
今後このようなことが無いよう十分に気をつけます。

今回は五つの依頼で、それぞれが独立した内容となっております。
個別に楽しんで頂けたらと思います。


それではこの辺で。また皆様にお会いできる時を楽しみにしております。


今回、公開を優先させていただいたため、個別コメントが無く、マスターコメントも最低限のものとなっております。
こちらにつきましても誠に申し訳御座いません。

今回のリアクションについてのコメントは、 後ほどマスターページを更新し、そちらに掲載させていただく予定です。

▼マスター個別コメント