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リアクション
〜 Dream of Electric Sheep 2 〜
ふと 目覚めると 星がいっぱい輝いていた
無数に漂い 私のまわりで渦巻く 光の河
一つ一つが 暖かく私を照らし 囁く
大丈夫だよ 私達がいるよと 囁いている
その囁きが 言葉が あの人の声と重なる
大丈夫だよ 僕がいるよ 君は幸せになれるよ
優しい笑顔と 温かい手と 触れる体温の暖かさ
どれもが好きで 眩しくて 自分が自分でいられた
どれもが 私を照らす 光だった
それが無くなったら もうどこまでも暗い夜の闇
でも 本当はこんなに綺麗な星空だったんだね
どこまでも 広がる星の光
それは きっと あなたの時間にだって 繋がっている
私の体を 通りすぎて 流れて輝く あたたかい光
ふとみると 銀河の海に輝く 花がある
星の水面に浮かぶ その花を手に取り あの人の言葉を思い出す
この花は君なんだよ 太陽の生まれ変わりと言われる花
だから僕は 永遠に色褪せない水晶の スイレンの花を君に贈ろう
君がいつまでも その眩しい笑顔でいられるように
大丈夫 もう いいよね
きっと この子は 大丈夫
何もかもが 無くなったとしても たくさんの星がこの子を照らす
だから 私もそのひとつになろう
沢山の星を包む この夜空になろう
私は この星の空に 溶けていく
どこまでもとけて あなたと私を照らしていた頃の 星の下へ辿り着こう
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