空京

校長室

選択の絆 第三回

リアクション公開中!

選択の絆 第三回
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リアクション


エピローグ


 ソウルアベレイターたちは
 パラミタ大陸を光条世界との決戦の舞台とするべく、
 亡霊艦隊を率いてパラミタ大陸直下のナラカへと集結していた。

 シャンバラはソウルアベレイターの亡霊艦隊の猛攻を抑え、
 巨人エピメテウスを退け、イーダフェルトの星辰結界の展開に成功する。
 
 一方で、シャンバラの女王ネフェルティティを中心とした契約者たちは、
 機動要塞万魔殿に乗り込み、
 ソウルアベレイターのエギル・ソールズを打ち倒し、業魔を退け、彼らのリーダーであるイマと接触することに成功した。
 
 星辰結界が展開し、光条世界が仕掛けた強制超転移によって
 ソウルアベレイターの艦隊はニルヴァーナ付近へと飛ばされることになった。
 
 
 光条世界に繋がりを持つグランツ教は、
 教祖アルティメットクイーンを中心にニルヴァーナ大陸を支える『ニルヴァーナの国家神の力』を奪い、
 転移させられてきたソウルアベレイターたちに対し、ニルヴァーナ落としを行おうとしていた。
 
 グランツ教を追ったシャンバラは氷壁遺跡の奥で
 アルティメットクイーンによる力の奪取することに成功したのだった。


 パラミタから遠く離れたニルヴァーナ区域へ転移したソウルアベレイターの亡霊艦隊は、
 やがて、ナラカの闇に紛れ、その姿を消していった。


 これにより、差し迫った危機を回避したパラミタとニルヴァーナには
 一時の平和が訪れることになる。
 
 
 しかし…………
 


空京。
シャンバラ王宮。


「やはり、シャンバラは光条世界に従う気はないのね」

そう告げた光条世界の使者エルキナへ
シャンバラの女王ネフェルティティ・シュヴァーラ(ねふぇるてぃてぃ・しゅう゛ぁーら)は宣言しました。

「協力は行えるかもしれませんが、従うことはありません。

 例え、あなた達が本当に全てを救おうとしているのだとしても、
 その根底には、なにか、深い“絶望”を感じます。
 
 そして、あなた達の抱く絶望では、私たちが救いたいものは救えない」

「残念ね。
 あなた達のことは、それなりに気に入っていたのだけど」

「私も不思議と嫌いではありません。
 どちらかというと……時々、民や契約者の方々と同じ親しみを感じます」

「……ソウルアベレイターのリーダーイマは危険な男だわ。
 どんな話をしたのかは知らないけれど、その事を忘れない方がいい」

そう言い残して、エルキナは姿を消しました。


残されたネフェルティティは、イマの事を思い返しました。

イマは、これまで契約者の前に現れた様々なソウルアベレイターから
契約者たちの様子を聞き、興味を持っているようでした。

「そして――彼は、自身の腕試しと“全ての世界が壊れた後”への興味から、
 世界を破壊してみたいのだと言っていた」

呟き、ネフェルティティは改めて、
イマという青年にうすら寒さを感じたのでした。




数日後――――
雪が降り始めた年末の空京。

ネフェルティティは空京放送を通じて、
隠し子疑惑について一つの告白をしました。

『確かに私の中には、もう一つの命が宿っています。

 それは、決して私自身が子を得たという意味ではありません。
 
 この命は、封印されていた私が現代に顕現する際、
 契約によって、この身と一つになった、産まれて間もない地球人の赤ちゃんです』

ネフェルティティの身に起こっていた
変化や“赤ちゃん化”などは、このためだったと見られています。

『私は方法を探し、この身に宿る命に、ちゃんと生まれ直してもらうつもりです。
 また、私自身の変化を考えれば、その必要もあるでしょう。
 
 その時、赤ちゃんが見る世界の姿のためにも、
 皆さんと一緒に困難を乗り越えていきたい。
 
 そう考えています』




灰色の雪が降る光条世界。


「まさか、そっちから来てくれるなんてね」

ウゲン・カイラス(うげん・かいらす)は、
“創造主”と対峙していました。

「もう少し泳がせてくれりゃよかったのに。そしたら全部を暴いて、奪ってやれた」

目の前のそれへと うそぶいたウゲンは
強い恐怖によって乾いた喉を揺らしました。

「……まいったな。こんなもん、どうやって勝てってんだよ」

そして、彼は為す術もなく、光に呑み込まれたのでした。




イーダフェルト。

『あれ? ポムクルさん、どうしたんですか?』

エルピスの前には、様々な材料に使われて、
すっかり削れた聖櫃がありました。

そして、その中からは、
一振りの剣が姿を覗かせていたのでした。


担当マスターより

▼担当マスター

蒼フロ運営チーム

▼マスターコメント

『蒼空のフロンティア』運営チームです。
大変お待たせしてしまい申し訳ございません。
『グランドシナリオ 選択の絆 第三回(最終回)』のリアクションをお送りします。

今回のリアクションは以下のマスターが担当しています。

【1】イーダフェルト防衛:流月和人
【2】万魔殿突入:流月和人(業魔・エギル)、森水鷲葉(ネフェルティティ・イマ)
【3】ニルヴァーナ氷壁遺跡:夜光ヤナギ
【4】イーダフェルトで活動する:夜光ヤナギ
【5】その他:村上収束
 プロローグ・エピローグ:『蒼空のフロンティア』運営チーム
※特定の番号でかけられていても別の番号のアクションと判定され、そちらで描写される場合もございます。

 この『選択の絆』シリーズを通して
 全体の大きな動きは以下のようになりました。


・シャンバラの女王はネフェルティティとなった
・ソウルアベレイターと光条世界の最終戦争の開始が防がれた
・ニルヴァーナ大陸落としが阻止された
・シャンバラは光条世界に従わないことになった
・シャンバラは【最初の女王器】を得た


そして、ペリフェラルシナリオ『【選択の絆】常世の果てで咆哮せしもの』では、
光条世界の調査が行われました。


また、ポムクルさんたちの生活が充実してきました!
現在、ポムクルさんの数の割合は……

戦闘系 15%
イーダフェルト制御系 25%
住民系 25%
生活補助・生産系 35%

と安定しています。

実戦経験を経て、
ポムクルさんの戦闘力、営業力、店舗運営能力が上昇しました。
とりあえず、彼らも安心して年が越せそうです。

今回グランドシナリオへご参加頂いた皆様には
記念アイテム「イコプラ:ぞでぃあっくさん」と称号をプレゼントいたします。
※配布は12月26日中までに行われる予定です。

この度はご参加いただき、ありがとうございました!

今回で選択の絆シリーズは終了となり、
2014年、ついに蒼空のフロンティアは最終シリーズに突入します!
詳細は2014年1月発表予定となります。
ぜひ最終シリーズも思いっきり楽しんでいただけますと幸いです。

それでは皆様、よい年をお迎えください!