リアクション
だいだんえん
後日談。
殺人鬼『切り裂きジャック』について。
『切り裂きジャック』こと、りん、すず(両名名字不明)は、契約者、葛城 吹雪、ハイコド・ジーバルス両名に捕獲された。
りんの方は気絶していたが、しばらくして正気を取り戻した。姉のすずもしばらくしてタイムコントロールの効力が切れ、元に戻った。
やがて彼女らは裁判にかけられ、結果、『保護処分』。子供だから、そして精神病を患っていたから、という理由での判決だった。
彼女らは行刑施設ではなく、特別な精神病院に禁固されている。『殺人症候群』の治療の為だ。
ただ、治療は困難を極めているらしい。何時また殺人衝動が起こり、脱走してしまうか分からない。後日また、彼女らの殺人衝動を抑える為の何かが必要かと思われる。
なお、今回、彼女らを捕獲した葛城 吹雪、ハイコド・ジーバルスには懸賞金が与えられた。
「よし、と」
ダリルは事件のレポートを書き終え、キーボードから手を離した。
「いやぁでも、『保護処分』かぁ。子供で精神疾患とはいえ、6人も殺しているのにね。しかもそのうち一人は国軍の契約者だよ? まったく世の中どうなっているのかね」
ルカはコーヒーを啜りながら言う。
「まぁ、仕方ないだろ。『こういう世の中』なんだからさ」
ダリルはルカがいれたコーヒーを啜る。
「年齢、姿、名前すらも公表されなかったからね……。殺された人たちは報われない……よねぇ?」
「難しい事聞くなよ。言ったろ? こういう世の中なんだ。仕方ない」
「んー……、仕方ない、かぁ」
「……まぁ、空京の安全を取り戻したんだ。それだけでも良しとしておこうぜ?」
「……そうだね! 今回のところはとりあえず、幕切れ、終幕、大団円、ということにしておくか!」
そうして、今回の一連の事件は幕を閉じた。
初めまして、こんにちは、こんばんは。GMの燐音と申します。
今回はシナリオに参加していただき、ありがとうございました。皆様のアクションのおかげで、楽しく執筆させていただきました。
今回は殺人鬼ということで。あと厨二病ですね。
女の子で殺人鬼を書きたいなぁ? と思った結果がこれです。
まぁ、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ワイヤー使ったりナイフ使ったりと、某小説の影響を強く受けているわけでございますが。
今回は書いてて楽しかったのですが、その分かなり自由にやらせて頂いてしまったというわけで。思ってたのと違うーって方もいるかもしれません。すみません。もうこんなのは多分書きません。多分。
でも今回考えた真っ白殺人鬼×2、書いてて楽しかったので、このキャラ使ったシナリオをまた書かせて頂くかもしれません。一応他にも色々設定考えてましたし。
却説、今回もとても拙い文章ではございましたが、楽しんで頂ければ幸いです。
それでは、またお会いできる時を楽しみにしております。
今回は本当にありがとうございました!