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ハロウィン・コスチューム・パニック!

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ハロウィン・コスチューム・パニック!
ハロウィン・コスチューム・パニック! ハロウィン・コスチューム・パニック!

リアクション

そんな騒ぎの中、
小鳥遊 美羽(たかなし・みわ)
ザンスカールの森の精 ざんすか(ざんすかーるのもりのせい・ざんすか)は、
ハロウィンパーティーを楽しんでいた。
カボチャのお菓子を食べたりしていたが、
気がつくと、
ざんすかの頭がカボチャになっている。
「ミーの頭が、以前のハロウィンに乗ってた、
ジャック・オ・喪悲漢みたいになってしまったざんす!」
ジャック・オ・ランタンを頭に乗せていたざんすかだが、
いつのまにか頭全体がカボチャになっていたのである。
「カボカボ……(どうしよう……)」
コハク・ソーロッド(こはく・そーろっど)も、
ジャック・オ・ランタンの帽子をかぶっていたが、
頭がカボチャ化して、カボチャ語しか話せなくなっていた。

三角帽子とマントのミニスカ魔女の美羽は、
変身しなくてすんだのだが。

「これは、アーデルハイトの仕業ね!」
「アーデルハイト!
なんてことしやがるざんす!」
「カボカボ(あ、ちょっと、2人とも落ち着いて……)」
しかし、コハクのカボチャ語は、
美羽とざんすかには届いていない。

「ひとまず、魔女の大釜を破壊するわよ!
会場中に煙が充満してるのは、
あの魔女の大釜の魔法のせいだもの!」
「ミーのラリアットでぶっ壊してやるざんす!」
「ざんすか、ここは、ひさしぶりの合体技よ!」
「わかったざんす!」

美羽とざんすかが、魔女の大釜に走っていく。

「いくわよ、ざんすか!
必殺、レッグラリアット!」
「ぶっ壊すざんす!」
美羽のレッグラリアットと、ざんすかのラリアットの、
ダブルラリアットが同時に炸裂して、
魔女の大釜は粉々に砕け散ったのであった。

なお、美羽はミニスカートでレッグラリアットを繰り出したのだが、
当然のことながら、スカートの中は見えていない。
「これが、乙女の魔法よ!」