【アナザー戦記】死んだはずの二人(後)へのご参加ありがとうございました。
 
 さて、今回で無事前後編も終了となりました。
 アルベリッヒとルバートは、何かと思い入れのある人たちだ。
 今回のシナリオは、アルベリッヒの物語にひとまずピリオドを打つという意味と、ルバートについてちょっとだけ書き足しておきたい事があったというのが発端だったりします。
 というのも、ルバートという人間はミスターNO,2とも言うべき人だったからです。
 言うなればカリスマの横に付き従う白髪の執事みたいな存在であり、自分のポテンシャルを自分の力で全て発揮できないのです。
 しかもその辺りを自分で理解しちゃっているので、立場も血筋も名目上はトップなのにアルベリッヒに組織を預けていたりしましたしね。自分には持ち得ない執念や熱意を持っているのも彼に期待していた要因なんじゃないかなーと思ってみたり。
 彼の不幸は、一重に上司に恵まれなかった事です。まぁ、組織の生い立ちを考えると祖先はわりといい思いをしてそうなので、彼にだけしわ寄せが行っているとも考えられるのですが。
 そんなこんなで、色々あってアナザーのお話がありまして、
「これは、ルバートに信頼できる上司を与えるチャンス!」
 と思いつき、今に至ります。
 今にして思うと、せっかくの上司との絡みがほとんど無かったのはどうだったのだろうか……。
 あんまりここに書きすぎるのもあれかなと思うので、このぐらいにしておきますね。
 それでは、またどこかでご縁がありましたら、よろしくお願いします。