リアクション
第14試合 『第14試合は、シルフィスティ・ロスヴァイセ、ディジーの不戦勝となっています』 第15試合 『さあ、第2回戦も大詰めとなって参りました。第15試合に参りましょう。 イーブンサイド、鳴神裁、メフォスト・フィレスのBS隊アジュールユニオン。 オッドサイド、ルーシッド・オルフェール、瀬乃和深、ゼアシュラーゲン。 舞台は、シャンバラ大荒野です。 アジュールユニオン移動拠点が、軽く跳ねながら荒野を疾走してきます。 対するゼアシュラーゲンの姿は見えない。いいえ、現れました。すでにフィールド中央で待ち構えていたゼアシュラーゲン、遮蔽を解いてその姿を現しました。 敵を目視したアジュールユニオン移動拠点、上部ハッチを開いてパワードスーツを二機射出します。 ゼアシュラーゲン、動きません。どうやら、敵がパワードスーツだと知っていて、様子をうかがっているようです。 おっと、BS隊アジュールユニオンの前に光り輝く魔方陣が現れた。悪魔専用の掟破りの秘術、神出鬼行だ! ゼアシュラーゲンの眼前にゲートが現れる。再び奇襲が成功するのか! 鳴神裁機のワイアクローがゼアシュラーゲンのフェイスに命中する。 ああっ、ゼアシュラーゲン、まったく動じません。それどころか、破岩突を発動しました! 鳴神裁機を巻き込み、続いて現れたメフォスト・フィレス機をも一気に激突粉砕します。 モザイクです。またもや、画面にモザイクがかかりました。 イコンの強烈な体当たりをもろにくらったパワードスーツ、バラバラです。 勝負ありました、ゼアシュラーゲンの勝利です』 ★ ★ ★ 「あははははは、む〜り〜。イコンとまともにぶつかり合って、パワードスーツが持つわけないよね。自転車とトラックだね」 もう、笑うしかない三船甲斐であった。 「でーすーよーねー。くうっ、嵐の儀式さえあれば……」 「あったって、だめだよ〜」 なんで嵐の儀式と、メフォスト・フィレス(物部九十九)が鳴神裁に突っ込んだ。 第16試合 『さあ、第2回戦も最終試合となりました。 イーブンサイド、高崎朋美、ウルスラーディ・シマック、ウィンダム! オッドサイド、硯爽麻、白海里、飛鉄塊「斑鳩」! 舞台はナラカ空間です。 ナラカエキスプレスに連結した貨車に乗った仏鉄塊「鶚」から、飛鉄塊「斑鳩」が発進します。同様に、貨車からウィンダムが発進しました。 奇妙な異空間で、二機が戦闘を開始しますが、ずいぶんと勝手が違うようです。浮遊する謎の物体を避けつつ、ロケット弾とハンドガンで互いに応戦しますが、なかなかあたりません。 一発でもあたれば飛鉄塊「斑鳩」はバラバラでしょうが、その小ささゆえにウィンダムも攻めあぐねているようです。飛鉄塊「斑鳩」の方も、浮遊物が邪魔な上に微妙に射軸がぶれるようで、ロケット弾の命中率の悪さに苦戦しています。 おっと、ウィンダム、移動することをやめました。敵を待ち構える作戦に切り替えたようです。 これをチャンスとみた飛鉄塊「斑鳩」、正面にウィンダムを捉えてロケット弾を発射しました。 おお、ウィンダムがビームサーベルを一閃させてロケット弾を斬り払いました。もう片方の手で氷獣双角刀を抜くと、パワーブースターを全開にして突っ込んできます。 硯爽麻、それを読んでいたか素早く回避運動に移った。氷獣双角刀を紙一重で避けます。 ああっ、直撃は避けたものの、冷気によって仏斗羽素が凍りついたか、エンストのようにブースターが止まった。慣性だけで進んで行きます。そこを、急反転したウィンダムが返す刀で斬りつけました。 凍りついた飛鉄塊「斑鳩」、異界の底へ墜落していきます。 勝者、ウィンダムです!』 |
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