 |
 |
リアクション
■□■
地図を持って来たノエル・ニムラヴス（のえる・にむらゔす）は、
パートナーより一足早く、
椎名 真（しいな・まこと）たちに合流する。
＝＝＝
汝、原田 左之助（はらだ・さのすけ）は、
パートナーの椎名 真（しいな・まこと）を逃がすため、
魔物の大軍を一人食い止めるが、真が助けに戻った時には死んでいるであろう。
＝＝＝
原田 左之助（はらだ・さのすけ）は、
予言のことは口に出さないが、真がそのことを察しているのも感じる。
（……華々しく散れるんなら、別に悔いはねぇんだけどな。
一度は死んでんだから。
まぁ、それを許さねぇ弟分がいるなら……応えるしかねぇだろ）
すると、そこに、魔物の群れが迫ってくる。
「来やがったな。
“助けはいらねぇ、追っかけるから絶対に戻ってくんな”！」
予言を実現させないように、
前だけを見て進むように、左之助が、弟分に伝える。
「ああ、兄さんを信じてる！」
真は、ノエルとともに、塔の中へと急ぐ。
（弾さん、これでいいんですよね！）
パートナーのことを思いながら、ノエルも前を見据える。
■
＝＝＝
汝、レオナーズ・アーズナック（れおなーず・あーずなっく）は、
パートナー、アーミス・マーセルク（あーみす・まーせるく）をかばい、
魔物の群れに襲われて死ぬであろう。
＝＝＝
レオナーズ・アーズナック（れおなーず・あーずなっく）は、
アーミス・マーセルク（あーみす・まーせるく）を助けるために、
左之助に後を任せて、塔の中へ行く。
「気をつけて……俺は、自分の大切な人を守るから！」
「おう、また、後でな！」
しかし、レオナーズは、
左之助のことも気がかりだった。
魔物から、アーミスを守る決意をしたとはいえ、
他の仲間たちも助けたい。
塔の中では、ゴーレムが襲い掛かってきた。
真と一緒に、レオナーズは、ゴーレムを倒し、道を作る。
「私だって、できることがあるはずだもん！」
アーミスも、せいいっぱい、魔法で支援する。
自分が予言の対象に含まれたことに責任を感じているからこそ、
頑張って戦えるのだ。
「唯一「暗闇の鎖」を断ち切ることのできるという「光翼の短剣」……
それさえ見つけることができれば」
レオナーズは、そう決意して、塔の道を急いだ。
＝＝＝
「彼女」を助け出すには、
その身体を縛る、「暗闇の鎖」を断ち切らねばならない。
「暗闇の鎖」は、通常の方法では切ることができない。
並の契約者なら、「暗闇の鎖」に近づいただけで、瘴気で苦しむことになる。
＝＝＝
＝＝＝
「暗闇の鎖」を切ることができるのは、
「光翼の短剣」という魔法の短剣である。
「光翼の短剣」は、「暗闇の鎖」があるのと同じ塔の中の隠し部屋である。
＝＝＝
これらの情報から、囚われの存在、「彼女」を救うには、
「光翼の短剣」の捜索が必要であり、
契約者達は、その場所へと急いでいた。
