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アトラス・ロックフェスティバル

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アトラス・ロックフェスティバル

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TRACK 24

 こうして今年のアトフェスもなんとか終わったかに見えた。
 しかし肝心の、今年の優勝者が決まっていないではないか。

 そこに帰ったはずの吉永 竜司(よしなが・りゅうじ)アイン・ペンブローク(あいん・ぺんぶろーく)が戻ってきた。

「オレとしたことが、午後の部のことをすっかり忘れてたぜ。
 最高の歌を聞かせてやるからありがたく思いな!」

 午前の部、最後に起きたあの惨事。あれが再び繰り返されようというのか?

「な、なあ。竜司サンが優勝でいいんじゃないか?」
 誰かが言い出した。
「そうだな。もうそれでいいよな」
「他のやつの歌はもっと何度も聞かないと、まだまだってかんじだけど、竜司サンの歌はもう一生忘れられないぜ!」
「せっかくだから、俺は竜司サンの歌を選ぶぜ!」
「竜司サン優勝おめでとう!」
「おめでとう!」「おめでとう!」「おめでとう!」「おめでとう!」「おめでとう!」

「ん? あ、ああ、どうもな。
 ま、これがオレ様の実力ってモンよ」


 こうして気をよくした竜司は帰っていった。


 しかし来年には再びアトフェスが開催されるだろう。これが最後の竜司とは思えない。

担当マスターより

▼担当マスター

保住実

▼マスターコメント

 遅れまして申し訳ありません。

 参加していただいた皆さん、ありがとうございます。今回印象に残ったのは、プレイヤーのみなさんが想像以上に『クリエイティブ』だったことです。
 経験上、バンド参加者はもっと少なくて、暴れるプレイヤーのほうが多いのではないかと予測していたのですが、実際にはかなりの数のプレイヤーさんが歌詞、曲調、衣装といった細部に至るまで考えておられました。
 『蒼空のフロンティア』は冒険が主体となるゲームではありますが、文化などの面でも肉付けができればいいなと考えております。

 それではまた別のシナリオでお会いしましょう。