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第4章 家族と共に
クリスマスの買い物客で、空京もとても賑わっていた。
「旦那様と息子とのパーティの準備をしましょうかねぇ」
レティシア・ブルーウォーター(れてぃしあ・ぶるーうぉーたー)は、1人でショッピングセンターを訪れていた。
彼女の旦那と息子は、今、遊園地に遊びに行っている。
家族が自宅に戻って来る前に、パーティの準備を終えておく予定だった。
「さて、料理の材料を仕入れないといけませんよねぇ」
ショッピングカートを押しながら、レティシアは食料品のコーナーへと歩く。
「え〜とケーキは生クリームとイチゴとスポンジの材料ですねぇ」
ケーキは手作りする予定だった。
材料の売り場を回って、籠に入れて。
「次……は、七面鳥とキングサーモンを買いましょうかねぇ」
惣菜のコーナー、肉のコーナー、魚のコーナーと回っていき、必要な材料を集めていく。
最後にジュースを籠に入れて、レジに並ぶ。
ちらりと近くの人を見れば、周りの人の籠にもクリスマスを感じさせる食材や、食べ物が入っていた。
「皆、大切な人とクリスマスをするのですねぇ」
ほくほく笑顔を浮かべながら会計を済ませて。
「腕によりをかけて作りましょうねぇ」
買い物袋を両手に持って、レティシアは自宅へと帰っていき。
家族のために楽しみながら準備をして、大切な人との素敵なクリスマスが始まる――。
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