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イチゴの化け物!?

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第4章 盛大になったイチゴパーティー!

「おつかれさまでした〜」
 ケーキ会場に戻ると、そこには卜部 泪(うらべ・るい)がまっていた。
騎沙良 詩穂(きさら・しほ)は夢悠から大量のイチゴ入りの段ボールを受け取ると、さっさとイチゴ料理を始める。
「これって、イチゴジャムか?」
 夢悠が興味から詩穂に聞いた。詩穂の手元には鍋が置いてあり、そこでイチゴが熱されていた。
「ええ、疲れたときといえばやっぱり甘い物ですからね!」
「料理がうまいのね。あ、私も手伝う」
 手際よい詩穂の動きに雅羅もが感心し、手伝いを始める。
 その数時間後、ケーキも完成。全長5メートルはあるケーキの上にもちょうどよい10センチあるイチゴが至る所に乗る。
 そして、そばには大きなイチゴパイが置かれていた。さらにはイチゴのプリン、イチゴパンまでが置かれていた。
 まさにイチゴづくしだった。
「これケーキ以外全部、詩穂さんさんが? 周りの生徒達も詩穂の手料理を賞賛していた」
 レシピを聞く物、コツを教えてもらおうとするものまで。
「皆様お疲れ様でした! せっかくのイチゴですので他にもいろいろなものを作ってみました。お口に合えば幸いです」
 詩穂は大きなでみんなに聞こえるように言うと、その場の全員が歓声を上げる。
「詩穂さん、ありがとうございました。ケーキも無事に完了しましたし、すてきなイチゴ料理もありますし今年は良いパーティーができそうですね!」
 泪は、詩穂に笑顔で賞賛を送る。
 そして今度は、泪が全員に聞こえるように大きな声で言った。
「あ、それとですね。みなさんのおかげで魔方陣を暴走させた三人組は山の麓で捕まったそうです。警察の方がみなさんに感謝していましたよ!」
 再び全員が歓声と拍手を巻き起こす。
「さあさあ、せっかく詩穂さんの作ってくださったイチゴデザートもありますし、食べてしまいましょうか!」
 泪はいただきますの号令をかけると、騒がしさはさらに増した。その中で、変熊はこっそりとリンゴを手に持っていた。
「へへ、いただきます!」
 変熊はそのリンゴをかじりつく。
「おいしいぞこれ!! なんだこれ! おいしい……おいしいんだ」
 目を見開いた変熊は次第に、首をかしげていった。
「普通のリンゴよりおいしいだけ……まさか、これおいしいから力がでるってだけかっ!?」
 ご名答でした。
 こうして、巨大クリスマスケーキを食べるためのパーティーは無事に終わりました。

担当マスターより

▼担当マスター

朱坂理樹

▼マスターコメント

 皆様、初めまして。朱坂理樹です。
 このたびは、初参戦である自分のシナリオにご参加頂きありがとうございました!
 皆様のアクションのおかげもあり、様々な楽しい展開を考えることが出来ました。
 皆様にも是非楽しんでもらえるリアクションになっていたのであれば、幸いです。
 本年度、初めで最後のマスターを務めさせていただきましたが、来年も精進し楽しんでいただけるようなシナリオを考えますので
 また皆様にお会いできますことを楽しみにしております。