イルミンスール魔法学校へ

シャンバラ教導団

校長室

百合園女学院へ

それを弱さと名付けた(第3回/全3回)

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それを弱さと名付けた(第3回/全3回)

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chapter.20 ネーミング 


 数日後。
 取り調べにより、ニムフォは鏖殺寺院の一員であったという経歴が明らかになった。単独行動がほとんどであったため、密接な関係を持っていたわけではなかったようだ。彼女がパルメーラのことについて見識を持っていたり、蒼空学園の危機に被せるようにアンデッドを向かわせることが出来たのは、おそらく寺院筋からの情報によるところが大きかったのだろう。蒼空学園を狙った理由を、彼女は取調室で「消去法」と答えていた。若く才能に溢れた者が集う場所として学校を選んだのは明白だが、その中でもなぜ蒼空学園を選んだのか。それは、彼女が寺院と繋がりがあったためだった。
 ニムフォが学校を餌場にしようとしていた当時、寺院は東シャンバラを表立って狙えない事情があったという。ここから百合園とイルミンスールが除外され、大学はアクリトに目的があったため本人が避けていた。警備網の充実した教導団や立地的に厳しい明倫館、天御柱も第一候補から外され、残ったのがたまたま蒼空学園であった。蒼空学園トップの環菜を殺したパルメーラに影響を受け、近い行動を取ろうとした部分も心のどこかにはあったのかもしれないが。
 また、洋服店ベルに捜査の手が介入したことで明るみに出た事実もあった。ニムフォの証言と併せたところ、石化の意図は愛美たちが想像していたものとほぼ同じであった。
 彼女は、生来のネクロマンサーではなかった。その上魔女としての力である石化も杖を使わねば使用できないほどその能力は低く、アンデッドを生成する際に少々面倒な手順を踏まねばならなかった。その手順が、石化させ、細胞の時間を止め死滅させ、肉体を腐食させることでアンデッドにするというものである。一度石化した愛美も、生徒たちが救出し石化を解除しなければアンデッドとなっていただろう。そのため愛美が生き証人として目の前に現れたのは、彼女の計算外であった。
 なお、噂が立っているにも関わらずニムフォが店の地下に平気で失踪者を幽閉していた理由も、このことに起因する。行方不明になった者は、一定の手順により時間が経過すれば自ずと石からアンデッドとなる。つまりよほど行方不明になってすぐ発見されない限り、失踪者が店の地下から発見されることはなかったのだ。それを破ったのが、救出に向かった生徒たちであった。余談だが、店名である「ベル」は、とある地方の言語で「白」を指す。彼女が店名にそれをつけた理由は、きっと彼女が歌詞に同じ色を入れた理由と同じだろう。

 多くの人間は、タガザがニムフォという魔女であったことを知らないままだった。それだけは本人が最後まで自白しなかったのか、愛美らがタガザという言葉を出さなかったのか、あるいはガセネタだと記事が取り扱わなかったのか。
 当然、センピースタウンや世間にタガザに関する一切のニュースは届かなくなった。人々は最初の方こそ話題に出していたが、時間が経つにつれ次第に飽きてきて、下火になっていった。そんな折、タウン内の掲示板でその名前は久しぶりに現れた。
「そういえば、ちょっと前にタガザ・ネヴェスタってモデルいたよな。綺麗だったのに、消えちゃったのかな」
「ああ、そういえばいたなあ」
「なあなあ、ちょっと面白い話があるぞ。きっとその名前って芸名だったと思うんだけど、あれって実はどっかの国の言葉で文章に翻訳できるんだって」
「マジで? 何て訳されるの?」
「タガザ・ネヴェスタ。訳すと『花嫁への憧れ』なんだってさ」
「へえ。じゃあもしかしたら、どっかの誰かと結婚して、引退しちゃったのかもな」
 タウンの住人たちは少しだけ盛り上がった後、またすぐ別の話題へと移った。



 空京大学の学長室で、部屋の整理をしていたアクリトの元をレン・オズワルド(れん・おずわるど)が訪ねていた。
「すっかり、物が少なくなってしまったな」
 がらんとした書棚、撤去された備品類を見たレンが言う。
「まだ新しい学長は決まっていないが、だからと言って私がここを使うわけにはいかないのでな」
 学長辞任を受け大学側は、さしあたってこれまで副学長だった男性を学長にしようという方向で話を進めているが、まだその詳細は決まっていない。アクリトは皮肉混じりにレンに言った。
「それで、学長でない私に何か用かね?」
「ああ、一連の事件をまとめた報告書を提出しにな」
 言って、レンがアクリトに紙を渡した。それは、警察などが公表した事実や生徒たちから聞いた情報をまとめただけの、簡素なものだった。
「……そうだな。これにこちらの情報を加え、ファイルしておこう。これがこの部屋での最後の業務だろうな」
 アクリトがパソコンを開き、寄せられた情報に目を滑らせる。
「どうやら彼女は、至るところでこれまで事件を起こしていたようだな」
 天音からの報告によると、某所の地下水道でメデューサが目撃され、イルミンスールでも石化にちなんだ事件が起きていたようだ。表立って動かなかっただけで、彼女自体は細々と裏であれこれ回っていたということだろうか。
「それと、彼女がはめていた指輪が機晶石アクセサリーだったという話がある。おそらくそのアクセサリーに関して起きた事件にも関与していただろう。彼女が部位を交換していたとすると、あの声もどこか美声の持ち主のものだったのかもしれん」
「さすが、手際が良いな」
「ふ、それはこの部屋の片付けられた様を見ての言葉かね?」
 またも自嘲してみせるアクリト。その表情からは、少し前までのどこか刺々しい雰囲気は消えていた。その変化をレンも察したのか、アクリトにある提案をした。
「アクリト。立場なんて関係ない。何かあったのなら、もしくは何かがこれからあるのなら、俺は手を貸したい」
 レンはすっと手を差し出した。
「学長と冒険屋としてではなく、ひとりの友人として」
 もちろんアクリトさえ良ければだが、と言葉の最後に付け足して、彼は言った。アクリトは差し出された手を見つめ、口の端を緩ませてこう答えた。
「妙なトラブルを起こさないようになったら、その時は改めて考えよう」
 何のことを言われたのか一瞬分からなかったレンだったが、すぐにその出来事は頭に蘇った。映像配信会社に押し掛け、受付とトラブルを起こした時のことだった。なるほど、学長のところにクレームでもあの後行っていたのか。レンは、クレームに対応しているアクリトを想像すると、ちょっとおかしくてサングラスの奥で目を細めた。
「そういう軽口を叩き合えるのも、友人の良いところだ」
 蒼空学園の校長や生徒、そしてここに通っている大学生たち。きっと、多くの人が彼にある種の迷いを与えたことで、今のアクリトがあるのだろうと。確かに、蒼空学園は今回の事件で大きく成長した。ならば、自分たち空京大学も足を止めているわけにはいかない。
 レンは満足そうにそう言うと、そのまま部屋に残り学長室の片付けを手伝い始めた。



 蒼空学園。
 いつもの賑やかさと穏やかさがすっかり戻った学内は、活気に溢れていた。校庭で楽しそうに友人と会話をする生徒たちの中には、あの愛美の姿も見える。ニムフォの一件は、政敏のパートナー、リーンが最低限の事実のみを涼司に伝えた。講堂で聞いたニムフォの叫びや嘆きを伝えなかったのは、「女性の本音は聞かせるものではないし」と彼女が判断したからだった。

 その涼司はというと、校長室にひとりの生徒を呼び出していた。
「わざわざ来てもらって悪いな。新生徒会の投票結果が出たんで、報告しようと思ったんだ」
 あの後無事行われた、新生徒会の選挙。その集計が終わり、涼司は会長に選ばれた人物を前にして話す。
「今回の投票で、お前が新しい生徒会の会長だ。頼んだぜ」
 ポン、と涼司に肩を叩かれたのは、カガチだった。
「お、俺が会長って冗談だろ?」
 まさか自分がなるとは思わなかったのか、彼は相当驚いている様子だった。
「立候補しといて驚くなよな。ああそれと、せっかく立候補してくれた他のヤツらも、その心意気を無駄にしたくないから他の役職に就いてもらった。これがその一覧だ」
 涼司から渡された紙を、カガチは見た。そこに書かれていた名前を、彼は読み上げる。
「副会長、小鳥遊美羽と風祭優斗。書記、白波理沙。広報、湯上凶司。会計、織田信長……」
「そういうことだ、頑張ってくれよ! あ、ただ何か大きなことを決める時は俺にも声をかけてくれ」
「あ、あぁ、まあどこのどいつが入れたのか知らねぇけど、こうなったからには負担減らせるよう、やれることやってみるかねぇ」
 そう言ってカガチは、頭を掻きながら部屋を出て行った。入れ替わるように中へ入ってきたのは、樹月 刀真(きづき・とうま)とパートナーの漆髪 月夜(うるしがみ・つくよ)だ。
「今回は大変だったな、涼司」
 刀真が、挨拶代わりに話しかける。「ああ、まったくだぜ」と答える彼に、刀真はからかうような口調で尋ねた。
「そういえば、お前女の子から告られたんだって? どうよ、その後は?」
 どこから仕入れたのか、彼は涼司が終夏から好意を告げられたことを知っていた。涼司が困ったような、少しだけ恥ずかしそうな顔をして答える。
「まだ返事してねぇよ。ここ数日、色んなことが起こりすぎたせいでバタバタしてたんだ」
 そう言った彼は、これだけのことが起こった後なのにもう心をある程度整理させているように思えた。そんな彼を見て刀真は思う。
 お前は、立派に先へ進むんだな、と。
「どうした? なんだよ聞きたいこと聞いといて黙っちまって」
「……涼司」
 刀真が、さっきまでの軽い雰囲気をがらりと変えて真剣な様子で話す。
「俺は、間違ったことを言っていた。憶えてるか? 環菜を殺したヤツを捕まえて、ぶっ殺す……って言った時のことを」
「ああ、忘れてないぜ」
 それは、環菜の敵を討とうとした刀真が、復讐という感情の中で口にしたセリフだった。涼司も同じ気持ちだと思っていた彼は、涼司をそれに誘い彼もまた同意していた。しかしそれは、間違っていたのだと今回の事件の結末を知り気付かされたのだ。
「俺はまだ、環菜が殺された時のことに対して気持ちの整理がつけられてない。あいつが目の前で首を斬られた光景が、あいつの体が腕の中で冷たくなっていく感触が忘れられない」
「刀真……」
 涼司は、どう言葉をかければ良いか分からずただ名前を呼んだ。涼司を見据え、刀真が思いを吐露する。
「きっかけがほしかったんだ。俺が気持ちの整理を付けるためのきっかけが。そして……仲間がほしかったんだ。俺と同じ気持ちで、共に刃を振るってくれる仲間が」
 そこまでを言うと彼は目を伏せて、自分を嘲った。
「俺は、俺のためだけに取り返しのつかないことへお前を巻き込むところだった」
 それが自分にとって弱さなのだと言うように、彼は拳を握りしめる。
「俺は大丈夫だ。みんなが、俺が校長としてどうあるべきかを教えてくれた」
 涼司は刀真の心配を払うように、強く言ってみせた。それを聞いた刀真は、「やはり」といった表情を浮かべた。
「みんなが涼司を気にかけて動いてくれて、蒼学のために頑張って……お前は、それに応えるために成長したんだな」
 それは、褒め言葉のはずだった。しかし涼司には、どこか自分と一線を引かれたような、遠いところからのメッセージに聞こえていた。事実、刀真はこれから学園やシャンバラのためにみんなと共に進んでいく涼司を巻き込むわけにはいかないと決心していた。ただ彼はそれを口にはしない。代わりに彼が発したのは、その場にそぐわない、おちゃらけた言葉だった。
「恋に仕事に忙しくなるお前を応援したいという、俺の心遣いだよ!」
 涼司がそれで笑顔になるのだと思って。しかし、目の前の男は悲しそうな表情で自分を見つめている。
「……お前は前だけを見て先に進めよ。俺も、自分に決着をつけたら追うから。だから、俺が持ちかけたあの話は忘れてくれ」
 そう告げると、刀真は涼司に背中を向けた。
「……行くのかよ」
 涼司には、彼についていくことも引き止めることも出来ない。そんな彼を安心させようと、刀真はドアに向かいながら涼司に言った。
「途中どんなことになったとしても、最後にはここへ帰ってくるよ。『俺たち』が蒼空学園だからな」
 バタン、とドアが閉まる。涼司が歯痒そうに手を震わせる。部屋に残っていた月夜が、その震えを見て彼に言う。
「刀真は、環菜のことに決着をつけるまでここを空けることが多くなると思う。もしかしたら、ここを辞めてしまうかもしれない」
 彼女のその言葉は、刀真が去り際に言ったことが叶わない可能性もあることを示していた。
「それでも本心なのは間違いないから。それだけは、忘れないで」
 それだけを言って、月夜は刀真を追いかけるように部屋を出た。
 刀真はきっと、パルメーラを殺そうとしている。環菜を殺したパルメーラ――アクリトの、パートナーを。涼司が刀真に対して何も出来なかったのは、それが理由だった。
「……外の空気でも、吸いに行くか」
 気分を紛らわそうと、涼司は外へと向かった。



 校庭のベンチに座りながら、涼司はぼんやりと校舎を眺めていた。
 なんとはなしに思い浮かべていたのは、終夏のことだった。あえて理由をつけるなら、先程刀真にからかわれたからだろうか。
「守りきったね」
 突然、後ろから声がして涼司は驚いて振り返る。そこには、今の今まで頭の中にいたはずの終夏が立っていた。
「ど、どうしてここに……っ」
「いやあ、ちゃんと校長校長してるかなって思って」
「……なんだよそれ」
 涼司が上を向いて言う。ベンチの背もたれに手をかけている終夏の姿は、彼の視界からだと顔しか見えない。
「君の答えは誰のためにあるのか、ってしつこく聞いて、ごめんよ」
「いや、それはいいんだけどよ、結局どういうこと……」
 言いかけた涼司の視界から、完全に終夏が消えた。と、思ったら、彼女はくるっと位置を変え、彼の正面に移っただけだった。首を戻し、向かい合った涼司に彼女は言う。
「校長っていうのは、指導者だ。その言葉ひとつひとつが、蒼学全体の言葉になる。なら校長としてその口から出すものは、『胸を張って言える言葉』でなくちゃいけないんじゃないかと思ってさ」
 これまで何回か聞いてきたこと。答えは、誰のために? それは、意地や見栄でいっぱいだった涼司に、「自分で選んだ言葉に胸を張れるのか」という彼女なりの忠言だった。
「はは、よっぽどヤバく見えたんだな、俺。でも、もう心配いらないぜ」
「なら良かった。でも、君が自分を大事にしなかったり間違ってると思ったら何度だってぶつかってくよ。だから、逆の時はよろしくね、涼」
 一瞬、涼司の目が丸くなった。終夏が自分のことを名字で呼ばなかったのは、初めてだったからだ。その視線に気付いたのか、終夏は慌てて言い訳をまくし立てた。
「い、いやこれはほら、殴る時とか咄嗟の時名字じゃ言いにくいじゃないか。だからいわゆるそういう……」
 そこで、終夏の言葉は途切れた。ベンチから立ち上がった涼司が、終夏の細い体を両腕でそっと包み彼女から言葉を奪ったのだ。
「やま……涼!?」
 あまりのことに、いつもの呼び方が出かかった終夏。しかし彼女にとってその抱擁は、温かさと共に残酷さも含んでいた。
「ありがとな、終夏。俺もお前を、本当に何でも気兼ねなくぶつかり合える相手だと思ってる」
 それは、「好きだ」と告げた彼女に対する、間接的な恋愛感情の否定でもあった。終夏は、胸からじわりと湧いた痛みを隠すように、腕の中でうつむく。
「お、おい、大丈夫か……?」
 耳元をくすぐる涼司の言葉。その声は、今までで一番近く、一番遠いところから聞こえてきた。終夏は大きく一度頷くと、涼司から一歩離れ、精一杯の笑顔で言った。
「いやあ、フラれちゃった!」
「終夏……」
 心配そうに声をかける涼司。しかし彼女は、杞憂だとでもいうように晴れやかな顔をしている。
「大丈夫。後悔がなければ、報われなくても幸せなんだよ」
 強がりかもしれない。本心かもしれない。いや、それを推し量ること自体、そんなに意味がないかもしれない。だから、彼女は笑った。そうすれば、自分が言ったその言葉が、少なくとも嘘にはならないから。

 じゃあ行くよ、と言って終夏は、それから涼司の元を去った。ひとりになった彼は、もう一度ベンチに座り直すと、これまでのことを思い返して呟いた。
「向かう場所がそれぞれ違っても、歩くことは止めないってことなのかな」
 アクリトの告白や刀真の取った行動、終夏の言葉が、前進なのかどうか彼には分からない。しかし、確実に変化は訪れるのだということを彼は強く感じていた。その進路や分岐点はおそらくこれからも数えきれないほどあるだろう。今の自分には、想像することすら難しいほど。そしてそれは皮肉にも、彼らを今の場所へと辿り着かせた発端となったタガザ・ネヴェスタが言っていたことだった。
「未来へ種を蒔いたとして、まだ芽吹いてもいないものを言葉で表すことは誰にも出来ないのよ」
 はたしてそれぞれが選んだ道は、幸せへと続いているだろうか。すべての人が幸せになることが、あるだろうか。その答えがどうであれ、彼らは今いる場所まで行き着いた。来た道を振り返ると、遥か向こうに、歩き出す前の自分がぼんやり浮かんでいる。足を動かした理由を、言葉にするのはとても難しい。なぜならまだここからも、その足は動き続けるからだ。だけどもしも、その一部でも伝えたいと思った時、そこに当てはめる言葉があるのなら。

 彼らは、それを弱さと名付けただろう。


担当マスターより

▼担当マスター

萩栄一

▼マスターコメント

萩栄一です。初めましての方もリピーターの方も、今回のシナリオに参加して頂きありがとうございました。
リアクションの公開が遅れてしまい、誠に申し訳ございませんでした。

全3回の長丁場、そして文量の多いリアクションをお読み頂いてありがとうございます。
リアクションの判定などについて、少しだけお話させて頂きます。
謎解きについての補足説明、今までのリアクションでヒントだった箇所などは、
後日改めて掲載する予定ですが、かなり近いところまで読み解いていた方が何名かいて驚きました。
その方たちや、うまくシナリオの流れにアクションを乗せることが出来た方は、
ちょっとしたボーナスということで気持ち多めに描写しています。

今回色々展開を予想してくださる方が多く、アクションを読んでいてとても楽しませて頂きました。
極力アクションに書いていただいた要素を取り入れ描写させて頂いたつもりではありますが、
シリーズもののリアクションとして話が成立するよう、多少の調整をこちら側でさせて頂いたことをご了承ください。
特に、ご自身の推理のもと確定ロールに近い書き方でNPCの言動を書かれてしまっていた方が対象となっております。

蒼空学園での新生徒会役職は、投票の結果本文にある通りとなりました。
会長に就けなかった方も何、せっかく立候補してくださったので何らかの役職に就いて頂きました。
ただし、これはあくまで臨時としての新生徒会で、会長を含めそこまで大きな権力はございません。
その点だけご留意頂ければと思います。

なお今回の称号は、MCLC合わせて7名のキャラに送らせて頂きました。
ちなみに称号の付与がなくても、アクションに対する意見などを個別コメントでお送りしているパターンもございます。

次回は今月末〜来月頭あたりに軽いノリのシナリオを出したいと思っております。
詳しく決まりましたらマスターページでお知らせします。
長文に付き合って頂きありがとうございました。また次回のシナリオでお会いできることを楽しみにしております。