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リアクション
イーリャ・アカーシ(いーりゃ・あかーし)&ジヴァ・アカーシ(じう゛ぁ・あかーし)のフィーニクス・ストライカー/F対天貴 彩羽(あまむち・あやは)&スベシア・エリシクス(すべしあ・えりしくす)の{#スクリーチャー・オウル}
お互いに、機体の変形、パイロットのアクセルギアを駆使しての戦闘。お互いに引けを取らない戦いを見せたものレーザーライフル、キャノンの連射を囮に、死角からのミサイルで確実に削っていったフェーニクスが辛勝。
湊川 亮一&高嶋 梓の陣風対紫月 唯斗(しづき・ゆいと)&エクス・シュペルティア(えくす・しゅぺるてぃあ)の魂剛
一撃離脱を主体とした陣風と近接特化の魂剛。序盤射撃、離脱を繰り返す陣風が戦闘を有利に進めていたものの、魂剛に捉えられ、形勢逆転。人型に変形し魂剛に対応するも、魂剛の火力に押され、あえなく撃沈。
十七夜 リオ(かなき・りお)&フェルクレールト・フリューゲル(ふぇるくれーると・ふりゅーげる)のメイクリヒカイト‐Bst対ビクトリー
高機動型同士の対決。距離を取りつつ、レーザーマシンガンによる牽制するメイクリヒカイト‐Bst。一方、果敢に攻めようとするビクトリー。だが、急に攻めに転じたメイクリヒカイト‐Bstの猛攻を抑えられずダウン。
桜葉 忍(さくらば・しのぶ)&織田 信長(おだ・のぶなが)の第六天魔王対シフ・リンクスクロウ(しふ・りんくすくろう)&ミネシア・スィンセラフィ(みねしあ・すぃんせらふぃ)&四瑞 霊亀(しずい・れいき)のアイオーン
「やっと私の出番じゃな!」
第六天魔王の中で一人、わくわくしている信長。
「うん、頑張っていこうか!」
「うむ!」
『お二方よろしくお願いしますね』
『うん、こちらこそ。良い試合をしよう』
『もちろんです』
戦闘開始の合図が響く。
「では行くぞ!」
動いたのは第六天魔王。だが、接近はせず、アイオーンとの距離を置く。構えたのはウィッチクラフトキャノン。
「ゆくぞ!」
放たれるウィッチクラフトキャノンを冷静に見極め、回避するアイオーン。そして、銃剣付きビームアサルトライフルで牽制をかける。
「当たるものか!」
距離もあるため第六天魔王に悠々とかわされてしまう。その間もウィッチクラフトキャノンの砲撃は続く。
「どうするの? このままじゃ、攻撃できないまま終わっちゃうよ?」
「そうですね……。前に出ましょう」
アイオーンは射程をつめながら、ライフルで射撃。
「まだまだ、下がるよ」
それに応じて一定の距離を保ちながら下がる第六天魔王。
「もー! これじゃキリがないよ!」
「……」
「(シフ、少し熱くなっているわ。落ち着いて。大丈夫、お互いに距離はあるわ。焦らなければ当たる事はないわ)」
魔鎧としてシフに装着済みの霊亀がセルフモニタリングでシフの状態を見る。命を賭けた「実戦」では数々の強敵を倒してきた彼女だが、このような生死に関わらない純粋な勝負というのは、実はそれほど経験がない。ここまで本格的なのは九校戦以来だろうか。多少感情が揺れるのも仕方ないことだろう。
「……そうですね。武器を変えていきましょう」
アイオーンはバスターライフルを構える。
「……そこ!」
冷静に構え、ウィッチクラフトキャノンが放たれた瞬間にバスターライフルを撃つ。
「むっ」
弾道は少し逸れ、外れたものの、第六天魔王は撃たれたことに気づいておらず回避行動すら起こせなかった。
「いつの間に……」
「こちらの砲撃のタイミングに合わせたのじゃな」
「おしい! あとちょっとだったのに……」
「次は当てます」
警戒しているのか第六天魔王はウィッチクラフトキャノンを撃つのをやめる。
「……」
だが、冷静に見据えるシフ。油断せずバスターライフルを構える。絶対命中。トリガーを引けば、外すことはない。当たればそれで勝負は決する。
「よし、いまだ!」
しかしシフがトリガーを引く直前、第六天魔王が発動したのは嵐の儀式。
「っ!」
「わわっ!?」
予想外の攻撃に行動が遅れたアイオーン。起こされた竜巻はアイオーンを巻き込み武装を吹き飛ばす。その間に第六天魔王がアイオーンの真上へと移動。
「相手は……!」
「ま、真上だよ!」
「このまま一気に決めてやろう!」
第六天魔王はそこからエアブラスターを撃ち衝撃波でアイオーンを地面へとたたきつける。
「第六天魔砲の新しい力を喰らうがよい!」
クラッシュバイトでアイオーンの腕に喰らい付く。
「……どうする。降参せぬというのならその腕、頂くとするが?」
「……ふぅ、はい、降参です」
シフはため息をついて降参を宣言した。