リアクション
――天御柱学院 校長室
「どうやら解決したみたいです」
と杏から連絡を受けた孝明が報告した。その報告を聞いて、研究者たちはスクっと席を立った。
「どうやら私たちの役目は無くなったようですね。本部にはアリサを破棄したと伝えます」
(わかった。アリサの後のことは、当学院が責任をもつ。わざわざ来てもらったのに、手間をかけた)
「いえ、“こちらこそです”」
A太郎はコリマに会釈をすると、校長室を出た。
――海京の路地
一口A太郎が携帯を取り出して電話を掛けた。相手が誰かは分からないが、本部への連絡をしているのだろうか。
「ええ、そうです。学院はアリサの破棄を決定し、実行したようです。――はい、データの回収は各員により滞り無く済みました。
……、アリサですか? 恐らく生きているでしょう。能力は“人工人格”と共に消えたはずです。――、その事には問題ありません。引き続き……では、後ほど――」
カチャッ――
隠し気味たけど、結局黒いぞこのシナリオ! アリスリモート!
どうも、みなさんお疲れさまでした。私 黒井威匠です。
今回、連続しない続きもの。というかシリーズ的なものに挑戦してみました。【暗がりに響く嘆き声】の続きでしたが、如何だったでしょうか?
前の話をフィールドバックしつつ、新しい物語を構築するのは兎に角大変でした。皆さんに楽しんでもらえるよう、何度も、プロットを見直し、構成を組み替えておりました。
しかも、今回私のシナリオ初のフル参加! MC50人満員! そして、LC合わせて全108人と。もの凄い多くの方に参加していただきありがたく思います。前回からの参加キャラも45人いて、ビックリしました。
しかし、少しだけ残念ですが、最後を見てわかった方が多いとは思いますが。アリサの中のアリスは消失しました。みなさんアリスも救おうとしてくださったのに。なんて酷いGMが居たものだと思われるでしょう。私もひどい奴だと思います。
アリサのNPC化は本編前から考えてました。後々イラストも発注しようと思います。初発注です。
アリスが消えたその原因はマスターページに記載しようと思います。いつものように物語の補足みたいな感じで楽しんでくださし。
では次回。そしてもしかしたら、どこかで会いましょう。