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神楽崎春のパン…まつり 2022

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神楽崎春のパン…まつり 2022

リアクション

 パーティは既に終わっていた。
 一般客は土産を持って、退室しており、部屋にはスタッフと、要人、護衛のみ残っていた。
 パーティ終了後、モニターをつけて、アルカンシェル内部を確認した優子は、悲しい光景を見てしまった。
「国頭……っ」
 それは、ランドリー室で泡を吹いて倒れている青年の姿。
 近くには、一枚のボクサーパンツが落ちている。
 ……これは、にゃんくまが変熊の指示で用意した染みつき、匂いつき、刺激物つきパンツだ。
 元々はゼスタの所有物(替えのパンツ)だったものを、変熊が盗……回収して、十二星華の写真とセットにして。
 にゃんくまと共に、ランドリー室のキャビネットにしまっておいたものだ。
 ちなみに、変熊が被っていたのも、ゼスタのパンツである。
 ともあれ、倒れている武尊を見て、すぐに駆け付けようとした優子だが、優子にはやらねばならぬ後始末があるだろうと、番長をはじめとした若葉分校生に止められた。
「優子、首謀者よ」
 どかっと、蹴り飛ばして、美羽はシロぽんを優子の前に飛ばす。
 衝撃でシロぽんの口を縛っていたタオルが外れた。
 優子はシロぽんの前に仁王立ちし、腕を組んで無言でズゴゴゴゴゴゴと見下ろす。
「うぐぐぐぐっ、ズボンとは卑怯な……」
 こんな時でも、シロぽんはすべきことを忘れない。しかし、優子を下からのぞいても何も嬉しいことはなかった。中身を想像することくらいしかできない。
「ちょっとーッ! あたしの、パン……ど、どこにやったの!!!?」
 凄い形相でセイニィが駆け込んでくる。手にグレートキャッツを装備し、シロぽんに迫る!
「よ、よくも身体にべたべたと……彼方の前で……」
 テティスもコーラルリーフを構えて、ゆらゆら近づいてくる。
「お前達も目的は分かっている。分かっていて、少し泳がせてもいた。少しのセクハラは許そう。だが、更衣室の映像を流した罪は重い! そしてよくも国頭を……」
「……はっ?」
 優子の言葉に、シロぽん、目をぱちくり。
「こういう輩は、パンチを見舞って血祭りにするよりない」
 が腕をボキボキ鳴らしながら近づいてくる。
 体を触られたり、スカートをめくられたり、撮られたりした女の子達も怒りの形相で近づいてくる……。
「武器は使うな」
 優子が低い声で言う。それは武器を使わなければ、何をしても構わないというニュアンスを含んだ言葉だ。
「わかったわよ!」
 セイニィが跳んだ。
「この変態! あたしの、パン…かーえーせーッ!」
 グレートキャッツを外し、拳をシロぽんの顔に叩き込む!
「このセクハラ男がーっ!」
 テティスも渾身の一撃を、シロぽんの腹に放った。
「変態変態変態ーーーーっ!」
「キモーーーイ!」
「地獄に落ちろぉぉぉぉ!」
 そうして、集まった女の子達から、次々にパンチが繰り出された。

「げふっ、ごふっ、ま、まて、濡れ衣だ、ぐほっ、そ、そうだ、せめて濡れた衣を纏え、スカートでぇぇぇぇぇーー!」

神楽崎春のパンチまつり 完!

担当マスターより

▼担当マスター

川岸満里亜

▼マスターコメント

ご参加ありがとうございました。
皆様のお蔭で、パンの後の「…」は「ち」であることが判明しました。すっきりしました!
……次の機会には違う文字が入ってるかもですがッ。

『古代文字解読辞典の切れ端』につきましては、

ゼスタ>>優子>>>捨てる(渡さない)

の順のポイントとなりました。
ゼスタの1位はダントツでした。

ただ、枚数ではなく、キャラ単位で見ますと

優子>>>ゼスタ>捨てる(渡さない)

の順でした。

更に、キャラごとの枚数では

ゼスタ>>捨てる(渡さない)>>優子

という結果になりました。

概ねこんなところかと思います。
・絶対復活(少数。熱意高)
・復活賛成(そこそこ)
・判断できかねる。もしくは関係者の判断に任せたい(多数)
・知り合いや上司に渡す。知り合いがいないのでとりあえず渡さない(そこそこ?)
・非道な兵器だから反対(そこそこ)
・絶対反対(少数。熱意高)

この結果により、必ず1枚差し上げることが出来なくなりました……っ。
は、ともかくといたしまして。
魔導砲は修理されることになりました。
バトル系のシリアスなお話しにつきましては、キャラクエで書かせていただく予定です。

キャラ単位では優子が圧倒的だったということもあり、「白い…プレゼント? もしかしたら1枚差し上げる?」の話も、書かせていただければと思っています。こちらもキャラクエです。

それでは、今年も楽しいアクションをありがとうございました!