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とある魔法使いの人物紹介

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とある魔法使いの人物紹介

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「アッシュくんも復活したことだし、どんどんいっちゃうよー! 次のお題は『性別』!」
「解るだろ!? これは流石に解るよな!?」
「当たり前だろ……何そんな慌ててるんだ?」
 必死になるアッシュに、ローグがやれやれと溜息を吐きながらフリップを挙げた。
「女だろ?」
「違うわ!」

「え? 女じゃねーの? 女顔だし」
 そう言ってリルが挙げたフリップにも『女』と書かれていた。
「何で50%を外すんだよお前らは!?」
「慌てふためく意味が解らない」とローグとリルが首を横に振ると、エースがフリップを挙げる。
『本人も知らなかったけど実は女の子だった』ってオチじゃね?」
「んなわけねぇだろ! 何で俺様知らないんだよ!?」
「次茶子! 茶子だよ!」
 そう言って茶子がフリップを挙げる。
「俺って聞こえた気がするけど俺っ娘だね!」
「あら、わたくしも同意見ですわ」
 アデリーヌのフリップにも『実はオレっ娘』と書かれている。
「いいねいいね! 茶子そういうの大好きだよ!」
「だから何で女よりにするんだよ!? 違うって言ってるじゃねーか!」
「それならこれだね!」
 小鳥遊 美羽(たかなし・みわ)『ウホッ! いい男……』と書かれたフリップを挙げる。
「いやその書き方はなんか危ない!」
「美羽それ以上いけない!」
 何処ぞのベンチに座るツナギ姿のいい男が連想される答えにアッシュとコハク・ソーロッド(こはく・そーろっど)が止める。 
「ならこれで決定だな!」
 そう言ってアキラが自信満々にフリップを挙げる。
「アルカリ性だ!」
「そもそもジャンルが違う!」

「うーん、惜しい! なななとしては嫌いじゃないよその答え!」
「何処に惜しい所がある!?」
「もー、みんなふざけ過ぎだよ。最強、とか言ってるはずなんだからそうなったら考えられるのは一つだけじゃない」
 そう言って詩穂がフリップを挙げた。
『SEX:必要なし』。 下等な生物程死の危険が多い故、子供の数は多いんだから、最強であるならば子孫なんて必要ない……頂点は常に一つだよ?」
「それは単語の意味が違「正解!」ってえええええええ!?」
 正解が出てしまった。
「というわけで決定で……ってどしたの?」
 正解を書き記す役割をしていたアゾートが、若干頬を染めモジモジとしている。
「なんていうかその、書きにくくて……」
「じゃあこう書けばいいよ」
 そう言ってなななが『S●X:必要なし』と書いた。
「いや……これ余計に怪しいんじゃ」
「じゃこれでいいんじゃない?」
 続けて上になななが『セクロス:必要なし』と書く。最早意味が完全に別物になっていた。
「……最初のでいいよ」
 深く考えすぎなのである。

※SEX:必要なし