リアクション
■幕間:その後の三人
久瀬の部屋。魔女と機晶姫の姿がある。
「いたそーだな」
「そうでもないですよ。義肢のことも考えてこの辺りの神経抜いてるらしいですから」
久瀬は言うと腕を持ち上げる。
その様子を見ていたクウが言った。
「私の腕ツカウ?」
「遠慮します。クウクンも夜刀神クンや佐野クンたちがいたから無事だったようなものなんですよ。そういうことをしてると心配させます」
そうか、と落胆気味に応えた。
そういえばと久瀬は何かを思い出したようにクウに訊ねた。
「クウさんはパートナーロストになったことありますか?」
「私は数年前のキオクないから」
「そう……でしたか」
ルーノの淹れてくれた紅茶に口をつける。
「お二人はこの後どうするので?」
「あたしはいつもどおり!」
「私はヒラニプラに行く」
三人は手にした紅茶を飲む。
暖かな日差しが部屋に差し込んだ。
肌寒い季節だが暖かい陽気はまだ続きそうであった。
お初にお目にかかりました。
そうでない方はお久しぶりです。砂鳥です。
今回のシナリオで久瀬が中心となる物語は幕を閉じます。
不鮮明な部分もありますが、あくまでもこの世界の主人公は参加者のみなさんです。
なので脇役である久瀬たちのプライベートは部分的にしか出ていません。
気になる方は色々と想像してみるのも良いかもしれませんね。
なお、当シナリオを変更させるに至ったアクションをされた方には記念として称号を贈らせていただきます。
次回のシナリオに関してですが善悪の2ルート同時進行型を予定しています。
一つのある事件を中心に二つの視点から一つの事実が見つかるといった内容です。
現在のパラミタ大陸崩壊に際して復活している魔物やかつてのパラミタとニルヴァーナの戦争に関係したシナリオとなっております。
それではまた会う日まで。