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THE RPG ~導かれちまった者たち~

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エピローグ:そして伝説へ……



(いやあ、よかったよかった。みんな無事で何より)
 校長のコリマ・ユカギール(こりま・ゆかぎーる)が満面の笑みで出迎えてくれます。
「笑い事で済むはずがないだろう!」
 マジ怒りしている人物がいました。マグ・比良坂(まぐ・ひらさか)です。
「元はといえば、コリマ・ユカギール、貴様の管理不行き届きが招いた事故だろうが! やはり貴様を放っておいては犠牲者が生まれ続けることになる。ここでくたばってもらおう!」
(ふむ……)
 狙いを定めたマグの一撃が、校長に届く前に不可視の力によって弾かれます。
「聞いたわよ、どーせ精神を切り離してイコンに植え付ける実験でもしてたんでしょ。ついでに事故が起きたことにして体よく訓練&データ収集……全部お見通しよ!」
 もう一人非難を浴びせるのはシルフィスティ・ロスヴァイセ(しるふぃすてぃ・ろすう゛ぁいせ)です。ビシリと指を突きつけて、校長をにらみやります。
「……ってどうせ、正面から聞かれて認めるはずないんでしょうけどね」
「どうどうどう……、落ち着いて落ち着いて……」
 苦笑ながらにマグとシルフィスを抑えたのはリカイン・フェルマータ(りかいん・ふぇるまーた)でした。
 彼女は、二人を校長との間を引き離しながら、何とか穏やかになだめます。
「そりゃね、色々と不用心だったんじゃないかとは思うわよ? でもそれ以外は考えすぎ。……ほら、場違いもいいところでしょ。さっさと退散するわよ」
 ぺこりと一礼したリカインは、まだなにやらブーブーいっているマグとシルフィスを連れて部屋を飛び出します。
(……)
 校長は複雑な表情で困り果てるばかり。
 そんな騒動があったとは露知らず、勇者たちは次々と目覚め始めます。
「……戻ってきた!」
「私も、生きてる……?」
 コアの中へ消えていったルカルカも、行動を思い出して照れくさげに笑みを浮かべます。
「お帰り。しばらく面白ネタとして語り草にさせてもらうよ。そして、伝説へ……だな」
 カルキノスがくっくっくと笑みを漏らします。
(よかった……。これ以上は何も言わないよ)
 校長が静かに頷くの尻目に、この事件は幕を閉じます。


 勇者とそしてその仲間たち、協力者たちに祝福あらんことを!
 みなさま、お疲れ様でした!


担当マスターより

▼担当マスター

車 修理

▼マスターコメント

 はじめましての方もお久しぶりの方もこんにちは、車 修理です。
 今回は初の参加総キャラ数百人越えでヒィヒィ言ってしまいました。
 ですが、これぐらいの分量、他のGMの方は普通に書いてるんですよね。
 素直にすごいな、と思うと同時に慣れと精進が必要と感じた一本でありました。
 また、皆さんからいただいたアクションがどれもこれも力の入った傑作で、読んでいるだけで楽しく、作中のネタなどにもずいぶん役立ち助かりました。
 そのため、特に改変もなくそのまま採用しているアクションもたくさんあります。
 変えたりするよりそのままの方が面白いんですもの。
 もちろん、改変されたものがどうということはありません。
 そして、今回のお話は、あくまでゲーム内での出来事です。バグで狂っています。
 かなりコメディ色が強くなっておりますので、目くじら立てずに「あ〜あw」とか言いながらニヤニヤしていただけると幸いです。
 いずれにしろ、楽しんでいただければありがたいのですが。
 それでは、またお会いできる時を楽しみにしております。

▼マスター個別コメント