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リアクション
続いて、ゲスト出演するのは、
【シャンバラ国軍総司令】金 鋭峰(じん・るいふぉん)であった。
大熊 丈二(おおぐま・じょうじ)が敬礼して、ゲストトークを始める。
パートナーのヒルダ・ノーライフ(ひるだ・のーらいふ)がその様子を見守っている。
「匿名で団長に質問が来ているであります!
金団長は『甘いものが苦手』と聞いていますが、
毎年バレンタインデーやホワイトデーには甘いものをプレゼントされ、
律儀に食べていらっしゃるようです。
苦手な食べ物を沢山食べるのは辛くはないですか?
それとも日々の鍛錬の一環でしょうか?
実際のところ、チョコレートやマシュマロより煎餅などの方が御好きでしょうか?」
鋭峰は、眉間にしわを寄せる。
「私とて、無理して食べているわけではもちろんない。
それに、チョコレートなどは、携帯食として優秀な食品だ。
国軍でも使用されている。
それを食べられないということはない。
なにより、贈ってもらったものは、気持ちが大切だからな。
シャンバラ教導団団長である私を慕って贈ってくれる者がいれば、
それは素直にうれしいことだ。
チョコレートでもマシュマロでも煎餅でも、
なんでも大切に美味しくいただいている」
アーデルハイトが、鋭峰の言葉にうなずく。
「うむ、朴念仁だと思っておったが、だいぶ変わられたのう、金団長」
「そうでしょうか?
私としては、国軍の長として当然のことを言ったまでなのですが」
「いや、変わられたよ。5年前はこうは言わなかったじゃろ」
アーデルハイトに言われて、鋭峰は首をかしげる。
「以前は非モテという噂でしたが、
リア充化されたということでしょうか」
それを見て、ボソッとつぶやく丈二だが。
「今、何か言ったか?」
「いえ、なんでもないであります」
鋭峰に問われ、丈二は首を振った。
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