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リアクション
紫月 唯斗(しづき・ゆいと)がゲストに迎えたのは、
イルミンスール魔法学校の生徒ブリュンヒルデ・アイブリンガー(ぶりゅんひるで・あいぶりんがー)であった。
「よお、ペロ子。
今日はいろんなこと聞かせてもらうぜ。
よろしくな!」
「ふっ、しかたありませんわね。大物ゲストの出演が必要なら答えてさしあげますわ」
しかし、唯斗からはこんな質問が発せられる。
「普段、授業とかどーしてるんだ? モモンガだろ?」
「モモンガのときの話はやめていただけます!?
あと、私は一般生徒が受けるような授業を受ける必要はありませんわ!」
「いや、お前、授業はちゃんと出席しなきゃダメじゃろ」
ブリュンヒルデはアーデルハイトに突っ込まれる。
「そういや、モモンガの状態だと食事ってどーなるん?」
「食事は……モモンガ用ですわよ! ……しくしく」
「厨二病こじらせてる様で実は普通って本当?」
「厨二病? 何の話ですの?
あと、私は天才で特別な存在ですけれど、
別の意味でいろいろと個性的な方も多いので、
そういう意味では普通かもしれませんわね」
「それ、実はけっこう無個性ってことじゃね?」
「何をおっしゃいますの!?」
「出身地は何処なの?」
「私は深淵より現れし存在ですわ!」
マイペースに質問を続ける唯斗に、ブリュンヒルデが答えた時。
「お前、茨城じゃろ、たしか」
アーデルハイトが言った。
「茨城!? ペロ子、日本人だったのか!?」
「い、いばらきですって!?
何を言っていますの、私、そんな場所知りませんわよ!」
「今、『いばらき』と発音しただろ?
他の都道府県では『いばら“ぎ”』って発音する奴が多いらしいから本当じゃね?」
「ちょっと! 茨城のことディスりやがりましたわね!?」
「いや、別にディスってねえけど」
「いーや、ディスってますわ! 茨城のことを『いばらぎ』って発音する輩は滅びればいいのですわ!」
「知らないんじゃなかったのかよ」
「じゃあさ、スリーサイズは?」
「上から……って、危ないところでしたわ!
何を言わせようとするんですの!?
さっきから、言いたい放題、何なんですの!?
せっかく私のテレビ出演ですのに、
もっとゲストらしく扱っていただけます!?」
「だってペロ子のことよく知りたいし」
顔を近づける唯斗に、ブリュンヒルデは真っ赤になる。
唯斗は【ぺロ子の異性の初キス相手】なのである。
「そういえば、ここに来る前もキスしたんだよな。誰とキスしたんだ?」
「あ、あれはテレビ出演のためにしかたなく……!」
唯斗のパートナー、
エクス・シュペルティア(えくす・しゅぺるてぃあ)がそれを聞いて、
頬を赤らめていたが、真実は謎のままである。
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