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【ぷりかる】みんなの力で祖国を救え!

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【ぷりかる】みんなの力で祖国を救え!

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「ぐぉぉぉぉ……」
 と、少し離れた場所から獣の唸り声が響いた。

「カトブレパスか……!」
「まずいな……合流する!」
「ああ、私もすぐに向かう」
 煉はソフィアの言葉に頷くと、エヴァたちとともにカトブレパスの声がした方へ向かった。
「テミストクレスが自ら皆にかけたギアスを解く可能性は低い。美羽が付けてくれた口封じを外した瞬間に新たにギアスをかけられては元も子もない……真実が闇へ消えることは避けたいが……きっとこの件の真意は父上がご存知のはずだ」
「そうね」
 迷いを断ち切ろうとするかのようなソフィアの言葉にルカルカが同意する。
「貴様は祖国を裏切り……そして、仲間すら信じようともせず、その意志を操り利用したんだ。許されることではない。たとえ、どんな理由があったとしても、だ」
 ソフィアは強い瞳でそう宣言すると、剣を振り下ろした。
「ソフィア様!!」
 その瞬間、周囲を取り囲んでいた龍騎士や兵士たちが、すぐさま武器を降ろすと膝をつきソフィアへ謝罪や感謝を繰り返す。
「そなたたちに罪はない。それよりも今はカトブレパスを!!」
 それを合図に一気にカトブレパスの元へなだれ込むと、一斉攻撃をかける。
 カトブレパスへトドメの一撃が放たれるなり、麗はアグラヴェインを抱えて駆け戻り、石化した身体にカトブレパスの血を振りかけた。
 元の姿に戻ったアグラヴェインを見て、一同がほっと胸をなでおろす。

「皆、本当にありがとう」
 ソフィアは仲間たちに向かって深々と頭を下げた。