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戦乱の絆 第二部 第三回
昔から、よく思い出すのは言葉と風景だ。
「アレより尊いものはない」
鮮明に覚えている。
わずかばかりの食事を囲む家族。
物心ついた時から、繰り返されていた言葉。
「とても尊いものだ。
手放すことなど出来ないし、誰にも知られてはいけない。
私たちが死んで後は、おまえたちが守っていくのだよ」
幼い妹の姿の消えた家族の風景。
繰り返される父親の言葉。
「だから、仕方なかったのだ」
その時、それらをどう感じていたのも良く思い出せないが……
言葉と風景だけは酷く鮮明に覚えている。
そして、今。
アレは自らの体を貫いている。
己の死を直前にしているというのに気になったのは、
死に行く俺を見る兄は、今何を思い出しているのだろう、ということだった。
■目次■
1ページ プロローグ
2ページ 空中要塞との戦い1
3ページ 空中要塞との戦い2
4ページ 機械化モンスター1
5ページ 機械化モンスター2
6ページ 空中要塞との戦い2
7ページ 蒼十字と、地上の救助活動
8ページ 要塞内部・1
9ページ 要塞内部・2
10ページ 要塞内部・3
11ページ 要塞内部・4
12ページ ドージェの祖国
13ページ 良雄救出
14ページ コリマ、空中ドック1、メニエス
15ページ 魔王のお城
16ページ 城の庭園・七曜〜茅野瀬 衿栖の場合〜
17ページ 城内・戦闘
18ページ 城内・七曜〜横島 沙羅の場合〜
19ページ 城内・七曜〜ロイ・グラードの場合〜
20ページ 城内・七曜〜ゲドー・ジャドウの場合〜
21ページ 城内・七曜〜ナンダ・アーナンダの場合〜
22ページ ウゲンとアイシャ
23ページ ウゲンとアイシャ2
24ページ 空中ドック2
25ページ エピローグ
マスターコメント 結果まとめ
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