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リアクション
■□■4■□■ 超ゴールキーパー大戦! これがパラ実の殺禍だ!
「くっ、傾国め……手ごわい相手だ」
すでにガニ股になっている
夢野 久(ゆめの・ひさし)がつぶやく。
久も、大佐の「玉蹴り」の被害にあったが、不屈の闘志で立ち上がったのだ。
なお、泥悶のキャプテンは大佐によってすでにリタイアさせられている。
そうしていると、傾国の
フォワード『モンスター・ビート』、
ミッドフィールダー『バトル・プレッシャー』、
ゴールキーパー『スクランブル・クロスロード』が、久にいっせいに襲い掛かる。
「パラ実総長をぶっ倒せば、俺らの名も上がるってもんだぜ!」
「いくら総長でも、フラワシは見えねえだろ!」
「ならば殴り放題! 俺たちの勝ちだ!」
「いけえ! 『モンスター・ビート』」
「ぐわー!」
「潰れろ! 『バトル・プレッシャー』!」
「なんおこれしき!」
「とどめだ! 『スクランブル・クロスロード』!」
「ぬわーーーっ!」
ぶっ飛ばされるも、久は気合で立ち上がる。
「ま、まだまだぁ!」
「「「3人合体! 『モンスター・バトル・スクランブル』!!」」」
「うわー駄目だー」
しかし、なおも久は立ち上がる。
「ぬおおおおお! まだ行ける!」
こうして、エンドレスでぶっ飛ばされたり復活したりを繰り返すかと思われた久だが。
「ヒャッハー! ゴール鬼歯(キーパー)にふさわしいのは俺だぜ!」
「ぐぎゃああああああああ!?」
その均衡を破るものがいた。
南 鮪(みなみ・まぐろ)が、
ゴールキーパー『スクランブル・クロスロード』をぶっ飛ばし、
無理やりそのポジションを手に入れたのだ。
宙に浮く超巨大炎放射器型フラワシ『火津具仏霊武』で、
鮪が傾国側ゴールからの超ロングキックを放つ。
「珠代さんが戦力を必要としてらっしゃるからなァ〜?
パラ実の伝説のスーパーエリート様が、その力を見せつけてやるぜェ!!
今は泥悶の鬼歯がいねえ!
パンティーが裸で歩いてるようなもんだぜ!」
「意味わかんねえよ!!」
ズタボロの久が突っ込む。
しかし。
泥悶のゴールには、キャプテンに代わり、
伏見 明子(ふしみ・めいこ)が立っていた。
「モンク的カンフーはあくまで通過点!
純粋なパワーこそがパラ実の真髄……!
見よ! これぞパラ実式殺禍奥義、『ゴール殴り』!!!」
「って、伏見!?
ばかやろおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
明子が自動車殴りでゴールを武器にし、
味方の久もろとも、
フォワード『モンスター・ビート』、
ミッドフィールダー『バトル・プレッシャー』、
ゴールキーパーの鮪をぶっ飛ばす。
「ぎゃあああああああああああああああああ!?」
「ぐわああああああああああああああああ!?」
「ぎょえわあああああああああああああっ!?」
だが。
「なっ!?」
「んなシュートが通用するわけねえだろうがァー!太えんだよ!固えんだよ!熱いんだよ!
ヒャッハァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
鮪のフラワシで、明子はパンツを奪われていた。
爆風で、明子の丈の長いセーラー服のスカートが翻る。
「ヒャッハアアアアアアア!!
スケ番のパンツも、すべて俺のものだぜェ!!」
「ま、鮪、ぶっ殺す!
あと、見た奴らも全員、一人残らずブチ殺す!!」
ラヴェイジャーとしての能力で、ブチ切れた明子が暴れはじめる。
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