校長室
リアクション
エピローグ こうして―――― イーダフェルト2号は、鳥取県は旧羽合町に不時着した。 契約者の活躍により ハワイと地球は救われたのだった。 その後、イーダフェルト2号は改修され 重要な観光資源として かつての“日本のハワイ”を盛り上げていくことになる。 その結果、 東郷町、泊村と合併して湯梨浜町となっていた 羽合町が後に復活するのだった。 一方―― 今回の事件の首謀者であるマンドレイクは シャンバラ政府によって拘束され、然るべき罰を受けることになる。 そして、混合細胞との相討ちを免れたデヘペロは 真の絆を知った――かどうかは分からないが、 無事にパートナーと共にパラミタへ帰っていったのだった。 日本。 「なんだか、久しぶりに皆でパーッと暴れたって感じね」 事件の後、帰省した高根沢 理子(たかねざわ・りこ)は 懐かしい森の中を歩きながら、事件のことを思い返していた。 皆のことが心底から羨ましかった。 「私もまた皆と冒険したいなぁ」 「したいなら、すればいいわ」 不意の声は頭上から降ってきた。 「へ?」 そちらの方を見上げると 木に登って剪定中の ジークリンデ・ウェルザング(じーくりんで・うぇるざんぐ)が居た。 「ジークリンデ……何してるの?」 「バイトよ」 ねじり鉢巻きをしたジークリンデが、木の上から言う。 パチリと小気味良い音が鳴って、枝が落ちてくる。 「したいのなら、また、冒険すればいいわ」 「ジークリンデも付き合ってくれる?」 「昔はそうしていたのでしょう」 「うん。 ―――できる、よね?」 理子の問いに、ジークリンデが微笑む。 そんな彼女越し、枝葉と枝葉の間には、 いつかの時と同じように、眩しい空が見えていた。 「いつか、どこかで、また私たちの冒険を」 担当マスターより▼担当マスター 蒼フロ運営チーム ▼マスターコメント
『蒼空のフロンティア』運営チームです。 |
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