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立ち上がれ、僕らのヒーロー!!

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立ち上がれ、僕らのヒーロー!!

リアクション

「ただいま」
「装置は無事か」

 店内の怪人退治に出掛けていたルカルカとダリルが戻って来た。

「……色々と遭ったけど無事だぜ。なぁ、キスミ」
「そうだぜ」

 ロズフェル兄弟は微妙な言い方でダリルに答えた。

「……色々とは何かあったんだな」

「あぁ。少し前にドクター・ハデスと名乗る悪の秘密結社の大幹部が部下を引き連れて装置を奪いに来たんだ」

「そんなことがあったの!? それでどうなったの」

 エヴァルトが口にした予想外の出来事に思わず訊ねるルカルカ。

「それで……」
 エヴァルトは二人が不在時に起きた出来事の始終を語った。

「それで舞台が少し破壊されてたんだね」
「……装置が無事で何よりだ」
 ルカルカは出撃した時と様変わりしている舞台の有様を思い出し、ダリルはすぐに装置の修理に取りかかった。
 
「なかなか面白い」
 ダリルはそう言いながら手早く修理を進め、完了させた。その間、事件の発端を作った双子には一切触らせなかった。また厄介を起こされてはかなわないので。双子の方も分かっているらしく自重していた。