ミニミニシナリオのはずだったんですが……なんか文章量異様に多くね?
楽するはずが楽できてません。なんでこうなった……。
短編集ということなので、いつもより短めにページを切りましたので、ページ数は多くなっています。
いやあ、いろいろなシチュエーションがあって楽しかったです。さすがに夢落ちは出なかったのでほっとしていますが。まあ、中には、思いっきりグレー設定とかで、どうしようか悩みまくった物もありますが、多少違ってしまってもなんとか意図に近い形にはなっているかと思います。
なお、文中でいろいろ設定っぽい蘊蓄が書かれていますが、出典が波羅蜜多ビジネス新書ですので、鵜呑みにするとちょっと危険かもしれません。まあ、一考察という程度のことにしておいてください。
息抜きシナリオではあるのですが、相変わらず一筋縄ではいかない展開に……。NPCオールスターでそこら中に仕掛けが転がってます。今回の出来事を頭の隅にでも残しておくと、後々面白いかもしれません。
本来、そんなにキャラ同士絡まないと思っていたのですが、蓋を開けてみたら絡みまくりでした。主に同じ場所に出かけていると、遭遇率高いようです。にしても、時系列を合わせるのには結構苦労しました。少し前後させてやっとという感じです。
何人かのキャラは狂言回しとして歩き回っていますが、このシナリオの場合、基本はワンシーンです。さすがに朝起きてから夜寝るまでは書けません。この辺は他のシナリオにも言えるとは思いますが、一人のキャラを描く量には当然限界があります。運良く主役級になった場合を除けば、基本はワンシーンのみです。ですので、いろいろなことをしようとすると、その描写量の枠の中で分散することになりますから、結果として台本的な薄い描写になります。逆にワンシーンに絞ると、内面に踏み込んだ結構濃い描写になるというわけです。
今回は、アクションの中からよさげなシーンを一つ二つ抜き出すという形で構成しました。また同じシナリオをする場合、濃い描写がほしいときはピンポイントに絞ればいいと思います。結構、希望のシチュエーションやキャラとの絡みが可能なシナリオですので、工夫のしがいはあるでしょう。
相変わらず、独立したシナリオでありながら、いくつものシナリオと有機的に関係を持っています。気がむきましたら、たどってみるのも面白いでしょう。思わぬ大きな全体像が見えてくる……かもしれません。いや、言うほどたいそうな仕掛けはありませんけど。たぶん……。
追記 誤字脱字の修正。口調修正。後は、主に戦闘シーンなどに少しだけ加筆。ちょっと場面がわかりにくかったので。後は、はばたき広場の中央には時計塔があるということなので、風景描写をちょこっと加筆。ガイドさんたちの名前にふりがな追加。