リアクション
第三十四篇:ミーナ・リンドバーグ×真田 佐保
「真田先輩、あの……」
現代日本の高校に通うミーナ・リンドバーグ(みーな・りんどばーぐ)は女子ソフトボール部のマネージャー。
キャプテンを務める真田 佐保(さなだ・さほ)と一緒に、練習を終えての帰り道である。
すっかり暗くなった通学路を歩きながら、二人は下校の途上にある公園に入り、ベンチに腰を下ろして話をしていたのだ。
「真田先輩、あの……ミーナは真田先輩のことが好きですっ!」
意を決し、遂に思いを告げたミーナ。
「ミーナ殿……」
そして、佐保はミーナの瞳をじっと見つめる。
しばし見詰め合う二人。そして、先に口を開いたのは佐保だった。
「ミーナ殿、拙者もそなたが好きでござるよ」
その答えとともに、佐保は自らの唇をミーナの唇に重ねた。
こうして二人は幸せな時を過ごす。
ミーナの想いは見事に通じ、二人は互いに想い合う関係となったのだった。