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リアクション
仲間は集った! 始めるか、サッカーを!!
10歳くらいの姿をしたアタルがいのとかじゅの所へやってくる。
「お〜い! いのぉ、一緒に遊んでくれよぉ」
「んん? えーと」
「お兄ちゃん?」
いのは子供の友達が多い為、ひとりで声をかけてきたアタルが誰だか分からなかった。
かじゅはかじゅで、いののパートナーである彼に似ているなと思いそう尋ねる。
「お兄ちゃん? いや、俺はアタルってんだ。ちなみに一人っ子だぞ」
「そうですか(ほんとに似てて不思議です)」
「アタルね。なにして遊ぼっか?」
「俺、向こうに屋内庭園があんの見つけたんだ。そこで一緒に遊ぼうぜ!」
アタルはいのとかじゅを連れて屋内庭園がある部屋に案内始めた。
◇ ◇ ◇
屋内庭園でサッカーをしているクトたちがいる。
グーパーで組み分けをして、クト、キアラ、琉璃子、ミオの組と瑠親、寿々、保住、桃花の組となった。
「ね、ここにビデオセッティングしても良いかな?」
「良いんじゃね?」
「ありがと!」
琉璃子はボールが当たらないような場所にビデオをセットする。
セットし終わると、サッカーが始まった。
…………
…………
「キアラ、パス!」
「おう!」
クトのパスを受けてキアラがシュートを放つ。
キーパーには瑠親が立っている。
「こいっ」
ボールを止める事が出来ず、シュートが決まる。
「いえーナイス、キアラ!」
「ナイスパス!」
「すごいね、キアラは」
「なかなかの連携ね。さすがといったところかしら」
クトのチームがお互いにハイタッチしていると、いのとかじゅを連れたアタルがやってくる。
「なぁ、お前らサッカーしてんだよな? 交じってもいいか?」
「もちろん、構わないぜ!」
「じゃあ、グーパーに別れてよぉ」
「分かった」
グーがアタル。パーがいのとかじゅとなった。
「じゃぁ、パーが僕たちのチームでぇ、グーが瑠親のチームねぇ」
クトの指示でアタルたちは別れ、サッカーが再開される。
それをずっと離れた所から見ていたマリーたち。
しーのは出会ってから時間が立っているのにもかかわらず、ずっとシーファをもふもふし続けている。
「やっぱり僕も交じってくるー」
「あ、なら俺も……」
「しーのはダメだ。これで体調を崩しでもしたらどうするんだ」
「わかったよー。シーちゃんをもふもふしてる……」
「俺はこの体勢から動けねぇし、マリー一人で行ってこいよ。ここで活躍を見てるさ」
残念がるしーのとシーファ、美虎を残し、マリーはクトたちに交じりに行った。
キアラは好きな方に入ればいいと言い、マリーは瑠親のチームに入ることにした。
「さー僕が入ったんだ。どんどん攻めてくぞー!」
「あぁ、今度はこっちから行かせてもらうぜ」
「しっかりゴールを守るのですよ?」
「もちろん!」
「ボクだってボールをもらえばシュートくらい打つもん」
「あたしだって。保住さんに負けないよ」
思い思いに意気込みを言う瑠親のチーム。
意気込みをそのまま勢いに変えてクトたちに攻め込んで行った。
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