天御柱学院へ

蒼空学園

校長室

イルミンスール魔法学校へ

インタビュー・ウィズ・コントラクター

リアクション公開中!

インタビュー・ウィズ・コントラクター

リアクション

21)リネン・エルフト(りねん・えるふと)

「次は、
リネン・エルフト(りねん・えるふと)さんと、
ヘイリー・ウェイク(へいりー・うぇいく)さんです。
リネンさん、先ほど出演されたソアさんと声が似てますね。
『天空騎士』の異名を持つ、義賊であるリネンさんをメインに、
今日はいろいろお話伺いたいと思います。
よろしくお願いしますね」
「ちょ……」
トッドさんが職業をバラしたので、
リネンが慌てる。
「いいのよ。どうせ、見る人が見ればわかるんだし。
かえって、悪党をビビらせる箔がつくかもしれないわよ」
「そう……ね……」
ヘイリーに言われて、リネンがうなずき、改めて挨拶する。
「えぇと……【『シャーウッドの森』空賊団】副長のリネンです。
今日は、よろしく」
「【『シャーウッドの森』空賊団】団長のヘイリーよ……
地球名のヘリワードでもいいけど。
ま、手短によろしく」

「はい、では、さっそくいただいた質問から伺いたいと思います。
キュべリエ・ハイドンさんから。

もし地球とパラミタどちらかが滅んでどちらかを救えるのだとすれば
あなたが救うのは地球?それともパラミタ?
両方救うという回答ではなく二者択一でお願いします」

「パラミタ……だと思う。
地球に家族はいないし、パラミタにはフ……
……えぇと、大事なみんながいるから」
大切な人の名を呼びかけて、リネンは口をつぐむ。
いきなりハードなこと聞くわね、と、ヘイリーがつぶやいた。

「次の質問は、
国頭 武尊さんからです。

契約者になる前は、地球で普通に学生やっていて
争い事なんかにゃ無縁だった人も居るだろうから敢えて聞くけどよ。
やっぱ、契約者になってその活動期間が長くなると
人を傷つけたり、時には殺めたりする事に、
抵抗感や不快感を持たなくなるのかね。
すっげぇ答え難い質問だと思うから、無視してもらっても構わないぜ」

「私は元から特殊だし、それほどでも……」
リネンは、犯罪組織の道具として、幼いころから訓練を受けさせられていた。
さすがに、そのことをここで自ら言うのもはばかられたが。
「けど、回りの皆が嫌な顔することも多いし、最低限で済ませたいとは思うわ」
抑揚のない口調で、リネンが言った。

「ちょっと違う雰囲気の質問にしましょうか。
渋井 誠治さんから。

好きな食べ物は何ですか?
割とありがちな質問だけど、番組の中で時間があれば答えてくれると嬉しいな。
出身地が違うと食文化も違うだろうし、皆がどんなものが好きなのかちょっと気になったんだ。
パラミタだと地球の料理はなかなか食べられないかもしれないけど、
ここでアピールしておけば空京で流行っていつでも食べれるようになるかもよ?
なーんてね」

「好き嫌いは、あんまりないかも……普段は空にいることが多いし、
片手で食べれる簡単なものが多いかしら?
サンドイッチとかクラッカーとか」
「ペガサスに乗ったり、飛空艇を操縦しながら食事していらっしゃるの?」
「そうね……。
自分の相棒だし……そうしているのが落ち着くの」

「なるほど。空賊さんらしいお答えですね。
次の質問です。
青葉 旭さんから。

自身の所属校ってどの程度大事に思っている?
質問がアバウトですが、極端な例を挙げると、
王国が滅んでも学校を守る。
他の学校を全部潰して自分の学校1校だけにしたい。
友達よりは大事だけど、恋人よりは大事でない。
嫌い、早く転校したい。
全く大事でないどころか明日にでも破壊したいくらい嫌い。
といったところかな。

自分の学校のこういう点が改善されたらもっと好きになれるのに、
というのがあったらそれもお願いしたい。

……ということですけど、リネンさんは蒼空学園の生徒ですよね?」

「うーん……どうでもいい、って言ったら言い過ぎだけど。
意識したことはあんまりないわ。
フリューネと一緒で、活動に便宜図ってもらっている恩はあるけど……
最近はたまに図書館に行くくらいだし。
それなりに大切なコネクション、かしら?
個人での付き合いはそれなりにあるのだけど」
「なるほど。仲間は大切、というような感じかしら」
「そうね」

「では、最後の質問です。
リネンさんは、いつもセクシーな恰好をされていますけれど、
それってご自分の趣味なのかしら。
ぜひ詳しく話してくださらない?」

「え、えぇ!?
えっと……これはその!
前の服が燃えちゃって、ヘイリーのおさがりなんだけど……
あ、防具はフリューネのを参考にしたんだけど……
その……合わせたら、む、胸が……入ら、なく……」
慌てるリネンだが。その横で。
「その服は元々あたしのよ……本当はこうなるの!
エロくないの!」
「まあ! よく見たら同じお洋服だけど、
リネンさんだけ胸がはちきれそうなのね?」
「ブラックウィローさん……何を、言って……」
「わるぅござんしたわね貧乳でーっ!」
「あ、ヘ、ヘイリー!?
ちょ、ちょっと落ち着いてー!?」

★☆★




しばらくお待ちください