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戦乱の絆 第二部 最終回

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戦乱の絆 第二部 最終回
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■東京湾での闘い3

繭の中に突入した契約者たちを見守った後、
ゾディアックと、残った契約者は、龍騎士たちの対処を行う。

「繭の中に入るって事は、
最も危険な場所に貴方達が入るという事。
つまり最も死に近い可能性。
それと世界の分断との間に、違いはあるの?」
アリス・テスタイン(ありす・てすたいん)の言葉を思い出すアイシャだが、
今は、仲間のことを信じるしかない。

峰谷 恵(みねたに・けい)
エーファ・フトゥヌシエル(えーふぁ・ふとぅぬしえる)
SAY−CEが、ゾディアックを全力で防衛する。
「第五龍騎士団長アマイア卿……貴女はこれを愚かと言うかもしれません。
けれど……利口な選択で運命に媚びるようなこと、もうボクにはできない!」
自分を唯一愛してくれた兄が、自分をかばって魔物によって殺されてから、
恵は「運命」というものそのものを憎み続けている。
しかし、龍騎士は負傷で撤退させるにとどめる戦いを心がけていた。
「アマイア卿、この振れ続けるあやふやな運命の結末、イナテミスより御覧じ下さい」
エーファも、アメイア・アマイアに思いを馳せる。

遠野 歌菜(とおの・かな)
月崎 羽純(つきざき・はすみ)は、
セタレで、確実に敵を仕留めようとする。
加速させたセタレは、龍騎士たちを翻弄し、
心眼の狙い澄ました一突きで倒す。
「地球もパラミタも、私の大切な居場所……。
それを切り離させるなんて、絶対、ダメなんだから!」
「力を合わせてこそ、開ける道がある……俺は、俺達はそれを知っている」
歌菜と羽純は、味方と連携することも重視する。

赤羽 美央(あかばね・みお)は、
アンブラにまたがり、
魔鎧形態の魔鎧 『サイレントスノー』(まがい・さいれんとすのー)をまとって、
ペガサスナイトとして戦う。
「……結局、龍騎士と戦うことになってしまいましたな。
各々の夢見る未来は、一見違うように見えますが、同じものを夢見ているように思えます。
美央が、いや、シャンバラの学生達が龍騎士達に
自らの強固な意志を魅せつけることが出来れば、
あるいは……彼らの心を、こじ開けることができるかもしれません。
戦うと思ったからには、迷いは不要。
最善と思う未来の為に、仲間のために、武器を構えなさい。
全てを護る覚悟を、持ちなさい」
『サイレントスノー』に、そう教えられた美央は、
聖騎士として、ためらいなく戦う。
「王国の人達の中には、西シャンバラから来た人もいます。
彼らの居場所が崩れるなんてことは、許せるはずがありません」
(彼らにも思いがあるのはわかっています。
……だから、正々堂々と)
龍騎士たちも、故郷の平和を、パラミタの無事を願っているのだ。
そのことは、美央もよく理解している。

博季・アシュリング(ひろき・あしゅりんぐ)
西宮 幽綺子(にしみや・ゆきこ)は、
同じ東シャンバラ・ロイヤルガードのリンネ・アシュリング(りんね・あしゅりんぐ)とともに、
生身で戦っていた。
(一人じゃダメでも、力を合わせればきっと……!
愛するリンネさんと一緒に居るんだ。普段以上に頑張らないとね!)
博季は、ファイアストームとサンダーブラストを使いわけ、
幽綺子が、火術や闇術で支援する。
「博季くん! 合体技、いっくよー!」
「はい、リンネさん!」
「「ファイア・イクスプロージョン!!」」
リンネと博季の炎の魔法が、龍の鱗や龍騎士の鎧を焼く。

こうして、連携して戦う一行だが、
その時、東京湾上空に、超霊のモンスターが大量発生する。
「皆さんも、警戒してください!」
エーファが、龍騎士に注意を促す。
そして、
シャンバラ、エリュシオンともに、超霊のモンスターへの対処を行うことになった。
騎士の誇りを持つ美央や歌菜も、
龍騎士とこれ以上争わずに済むことを願う。

一行が、数えきれぬほどの超霊モンスターを、協力して、少しずつ倒していく。
先日も、シャンバラの契約者と龍騎士団は共闘したばかりで、
お互いのイコンやドラゴンの性質を理解し、連携もうまくできるようになっていた。

「ギャハハハハハ!
俺様は不死身のモンスター様だッ!!」
超霊ネバーエンドの暴走で、ゲドー・ジャドウ(げどー・じゃどう)が復活し、
巨大なモンスターとなって、東京湾から浮かび上がってきた。
獣のような、龍のような頭部、
左右非対称の身体には、何本も手足が生えている。
それぞれ、鍵爪や蹄など、ばらばらのもので構成されていた。
背中にも、羽や皮膜でできた翼が、何枚も生えている。
さらに、代償である、4本目の墓標が背に生えていた。
イコンによる攻撃で死んだため、
ゲドー・モンスターは、その攻撃方法は通じなくなっている。

ミルト・グリューブルム(みると・ぐりゅーぶるむ)
ペルラ・クローネ(ぺるら・くろーね)は、
ゼーレのスナイパーライフルにより、
黒のリンガを加工した、特別製の弾丸を詰めてきていた。

コリマ・ユカギール(こりま・ゆかぎーる)に、
空になった黒のリンガを超霊の対策に使用できないか、
頼んだミルトだが、
コリマは、
(時間も触媒もない。
ゆえに、この一発しか作ることができない)
そう言って、念を押しつつ、弾丸を用意してくれたのだった。

「外したら次はない……慎重にしないと!」
「はい、たった一発の弾丸で最大の効果がでるようつとめます」
ミルトが言い、ペルラが、スナイプでゲドー・モンスターに狙いをつける。

「巨大化したのが運のつきですわ!」
ペルラは、ゲドー・モンスターに、弾丸を発射する。
「ゴワアアアアアアアアアアアアアア!!」
黒のリンガが命中したゲドー・モンスターは叫び、大気を揺るがしながら、
そして、空気の抜けた風船のように収縮していった。
収縮した後には、元の人間の姿のゲドーが現れ、海上へと落下していった。

その後も、
超霊モンスターとの戦闘は、
東京湾上空でも、東京でも、激しく行われ続ける。